ルネサス
-REName
外部シンボル名,セクション名を変更します。
[指定形式]
-REName=suboption[, ...]
suboption := ( names )
| file ( names )
| module ( names )
names := name1=name2[, ...]
-
省略時解釈
なし
[詳細説明]
name1には変更対象のシンボル名,またはセクション名,name2には変更後のシンボル名,またはセクション名を指定します。
特定のファイルfile,または特定のライブラリ内モジュールmoduleに含まれるシンボル名,セクション名を変更することもできます。
C変数名を指定する場合は,プログラム中での定義名の先頭に“_”を付加します。
関数名を変更した場合の動作を保証することはできません。
指定した名前がセクション,シンボルの両方に存在した場合は,シンボル名を優先します。
同一のファイル名,モジュール名が複数存在する場合は,先に入力した方を優先します。
本オプションを複数回指定した場合,すべての指定が有効になります。
次の場合はエラーとなります。
指定したname,file,moduleがみつからない場合。
[使用例]
シンボル名_sym1をdataに変更します。
>rlink a.obj b.obj -rename=(_sym1=data)
ライブラリ・モジュールlib1内の.textセクションをPセクションに変更します。
>rlink -library=lib.lib -rename=lib1(.text=P) -form=library
[備考]
本オプションは,-extractオプション,または-stripオプションと同時に指定した場合は無効となります。
-form=absoluteオプションを指定した場合は,入力されたライブラリのセクション名を変更することはできません。
コンパイル・オプション-Xmerge_filesと本オプションを組み合わせて使用した場合,動作は保証されません。