2.3 環境変数

環境変数の一覧を以下に示します。

表 2.2

環境変数

No.

環境変数

説明

設定省略時の解釈

1

path

実行ファイルの格納ディレクトリを指定します。

省略不可

2

BIN_RX

ccrxを格納したディレクトリを指定します。

<ccrxコマンドの格納ディレクトリ>

lbgrxコマンド利用時は、省略不可

3

ISA_RX *1

命令セットアーキテクチャを選択します。

<命令セットアーキテクチャ>

RXV1

RXV2

RXV3 【V3.00.00以降】

省略時、値は設定されません。

4

INC_RX

コンパイラのインクルードファイル格納ディレクトリを指定します。

<ccrxコマンドの格納ディレクトリ>\..\include

5

INC_RXA

アセンブラのインクルードファイル格納ディレクトリを指定します。

省略時、値は設定されません。

6

TMP_RX

テンポラリファイルを作成するディレクトリを指定します。

ccrxコマンド利用時は、%TEMP%

7

HLNK_LIBRARY1 HLNK_LIBRARY2 HLNK_LIBRARY3

最適化リンケージエディタが使用するデフォルトライブラリ名を指定します。libraryオプションで指定したライブラリを優先してリンクします。その後未解決のシンボルがある場合、1,2,3の順にデフォルトライブラリを検索します。

省略時、値は設定されません。

8

HLINK_TMP

最適化リンケージエディタがテンポラリファイルを作成するフォルダを指定します。この環境変数の指定がない場合は、カレントフォルダにテンポラリファイルを作成します。

省略時、値は設定されません。

9

HLINK_DIR

最適化リンケージエディタの入力ファイル格納フォルダを指定します。

inputオプション、libraryオプションで指定したファイルの検索順序は、カレントフォルダ、HLNK_DIR指定フォルダになります。ただし、ワイルドカードで指定したファイルは、カレントフォルダ内だけ検索します。

省略時、値は設定されません。

10

CPU_RX *1

CPU種別を指定します。

<CPU種別>

RX600

RX200

省略時、値は設定されません。

 

*1) 環境変数ISA_RXとCPU_RXの両方を定義している場合は、ISA_RXの内容を優先します。