[命令レベル]タブ


取得したトレース・データを命令レベルで検索します。

注意

トレース パネルソース表示モードで表示している場合,このタブで命令レベルの検索を行っても対象を正しく検索することはできません。
命令レベルの検索を行う際は,混合表示モード,または逆アセンブル表示モードで表示を行ってください。

図 A.46

トレース検索 ダイアログ:[命令レベル]タブ

 

ここでは,次の項目について説明します。

[オープン方法]

-

トレース パネルにおいて,ツールバーの ボタンを選択

-

トレース パネルにおいて,コンテキスト・メニュー→[検索...]を選択

[各エリアの説明]

(1)

[検索条件の指定]エリア

(a)

[フェッチ・アドレス]

検索条件として必要な場合,フェッチ・アドレスを指定します。

アドレス式をテキスト・ボックスに直接入力するか,またはドロップダウン・リストより入力履歴項目を選択します(最大履歴数:10個)。

フェッチ・アドレスの指定は範囲で指定することができます。この場合は,左右両方のテキスト・ボックスにアドレス式を指定することにより範囲を指定します。

右側のテキスト・ボックスが空欄,または“(範囲を指定する場合に入力)”の場合は,左側のテキスト・ボックスに指定された固定アドレスで検索を行います。

なお,マイクロコントローラのアドレス空間よりも大きいアドレス値が指定された場合は,上位のアドレス値をマスクして扱います。

また,32ビットで表現できる値より大きいアドレス値を指定することはできません。

(b)

[命令]

検索条件として必要な場合,命令の文字列を指定します。

ここで指定した文字列をトレース パネル[ソース/逆アセンブル]エリア内より検索します。

命令をテキスト・ボックスに直接入力するか,またはドロップダウン・リストより入力履歴項目を選択します(最大履歴数:10個)。

なお,検索の際は,大文字/小文字は区別せず,部分一致も検索の対象とします。

(c)

[アクセス・アドレス]

検索条件として必要な場合,アクセス・アドレスを指定します。

アドレス式をテキスト・ボックスに直接入力するか,またはドロップダウン・リストより入力履歴項目を選択します(最大履歴数:10個)。

アクセス・アドレスの指定は範囲で指定することができます。この場合は,左右両方のテキスト・ボックスにアドレス式を指定することにより範囲を指定します。

右側のテキスト・ボックスが空欄,または“(範囲を指定する場合に入力)”の場合は,左側のテキスト・ボックスに指定された固定アドレスで検索を行います。

なお,マイクロコントローラのアドレス空間よりも大きいアドレス値が指定された場合は,上位のアドレス値をマスクして扱います。

また,32ビットで表現できる値より大きいアドレス値を指定することはできません。

(d)

[アクセスの種類]

この項目は[アクセス・アドレス]が指定された場合のみ有効となります。

アクセスの種類を次のドロップダウン・リストより選択します。

(指定なし)

アクセスの種類を限定しません。

リード/ライト

リード,またはライトした箇所を検索します。

リード

リードした箇所を検索します。

ライト

ライトした箇所を検索します。

ベクタ・リード

ベクタ・リードした箇所を検索します。

DMA

今版では無効です。

(e)

[データ]

この項目は[アクセス・アドレス]が指定された場合のみ有効となります。

アクセスした数値を指定します。

16進数値をテキスト・ボックスに直接入力するか,またはドロップダウン・リストより入力履歴項目を選択します(最大履歴数:10個)。

数値の指定は範囲で指定することができます。この場合は,左右両方のテキスト・ボックスにデータを指定することにより範囲を指定します。

右側のテキスト・ボックスが空欄,または“(範囲を指定する場合に入力)”の場合は,左側のテキスト・ボックスに指定された固定数値で検索を行います。

(2)

[検索範囲の指定]エリア

(a)

[番号]

検索するトレース・データの範囲を,トレース パネル[番号]エリアに表示されている番号で指定します。

左右のテキスト・ボックスに,それぞれ開始番号と終了番号を指定します(デフォルトでは,“0”〜“最終番号”が指定されます)。

10進数で番号をテキスト・ボックスに直接入力するか,またはドロップダウン・リストより入力履歴項目を選択します(最大履歴数:10個)。

左側のテキスト・ボックスが空欄の場合は,“0”の指定として扱われます。

右側のテキスト・ボックスが空欄の場合は,最終番号の指定として扱われます。