次に示すカテゴリごとに,デバッグ・ツールとの接続に関する設定を行います。
ターゲット・ボードにメイン・クロックを搭載するか否かを選択します。
メイン・クロックを搭載せずに内蔵発振回路を使用する場合は,[いいえ]を選択してください。
メイン・クロックを搭載する場合は,[はい]を選択し,[メイン・クロック周波数[MHz]]プロパティで周波数を指定してください。
なお,[いいえ]を選択した場合,以下のプロパティが固定値となります。
[LPDモード] :[4ピン]
[接続時にOPJTAGをLPD接続に設定する] :[いいえ]
ドロップダウン・リストによる選択,または直接入力により,0.001〜999.999(単位:MHz)の範囲の数値で指定してください(デフォルト:[10.00])。
サブプロパティとして,選択しているマイクロコントローラが持つコア名称を表示します。
各コアのCPUクロック周波数を,ドロップダウン・リストによる選択,または直接入力により,0.001〜999.999(単位:MHz)の範囲の数値で指定してください。
なお,表示されるコア名称の数,およびデフォルトのCPUクロック周波数は,選択しているマイクロコントローラの種類により異なります。
このカテゴリでは,E1とホスト・マシンとの接続に関する設定を行います。
接続されているE1のシリアル番号をドロップダウン・リストに全て表示します。
なお,ドロップダウン・リストはドロップダウン時に毎回更新します。
ドロップダウン・リスト内に表示されるピン数は,選択しているマイクロコントローラの種類により異なります。
ただし,選択できるモードが1つしか存在しない場合は,このプロパティを変更することはできません。
このプロパティは,[LPDモード]プロパティにおいて,[1ピン]を選択した場合のみ表示されます。
LPD通信方式の通信速度を選択します(デフォルト:[500])。
このプロパティは,[LPDモード]プロパティにおいて,[4ピン]を選択した場合のみ表示されます。
LPD通信方式のクロック周波数を選択します(デフォルト:[Default])。
なお,[Default]を選択した場合は,マイクロコントローラ固有のデフォルト値で接続処理を行います。
E1からターゲット・ボードへ電源を供給するか否かを選択します。
電源を供給する場合は[はい]を選択してください(デフォルト:[いいえ])。
このプロパティは,[エミュレータから電源供給をする(最大200mA)]プロパティにおいて,[はい]を選択した場合のみ表示されます。
エミュレータからターゲット・ボードに電源を供給するインタフェースを選択します。(デフォルト:[USER I/F])。
このプロパティは,[エミュレータから電源供給をする(最大200mA)]プロパティにおいて,[はい]を選択した場合のみ表示されます。
ターゲット・ボードへ供給する電圧を選択します(デフォルト:[3.3V])。
このプロパティは,設定が必要なマイクロコントローラを選択している場合のみ表示されます。
デバッグ・ツールとの接続時にシリアル・プログラミング・モードで起動し,オプション・バイトの設定をLPD接続に変更するか否かを選択します。
[はい]を選択した場合,接続時にシリアル・プログラミング・モードで起動し,OPJTAGをチェックします。この際にLPD設定でない場合はLPD設定に変更し,その後デバッグ・モードに移行します(デフォルト)。
[いいえ]を選択した場合,接続時にデバッグ・モードで起動し,OPJTAGをチェックします。この際にLPD設定でない場合はメッセージ・ダイアログを表示します。
このプロパティは,設定が必要なマイクロコントローラを選択している場合のみ表示されます。
このプロパティは,[接続時にOPJTAGをLPD接続に設定する]プロパティにおいて,[はい]を選択した場合のみ変更することができます。
デバッグ・ツールとの接続を切断する際に,オプション・バイトの設定をJTAG接続に変更するか否かを選択します。
切断時にオプション・バイトの設定をJTAG接続に変更する場合は[はい]を選択してください。
なお,[いいえ](デフォルト)を選択している場合,切断時にオプション・バイトを変更しないため,ピン・モードはLPDモード設定となります。
E1との接続時にCS+は,オプション・バイトがLPDモード設定になっていない場合,オプション・バイトの値を書き換えます。このため,マイクロコントローラのオプション・バイトがE1との接続前と接続後で異なる可能性があります。 |
デバッグ・ツール接続時にRAMを初期化するか否かを選択します。
RAMを初期化しない場合は[いいえ]を選択してください(デフォルト:[はい])。
[いいえ]を選択した場合,RAMを初期化しないため,ECCエラー発生時のデバッグが可能となります。
メモリ パネル,ウォッチ パネル,ローカル変数 パネル,逆アセンブル パネルなどからの書き込み |
フラッシュ・オプションの設定 ダイアログを使用したオプション・バイトの書き込み |
また,メモリ パネル,ウォッチ パネル,ローカル変数 パネルなどからのRAMへのアクセスもECCエラーの対象となります。
ECCエラー発生時のデバッグの際は,ユーザ・プログラムによるRAMの初期化前にメモリ パネル,ウォッチ パネル,ローカル変数 パネルなどを開かないでください。
切断時にリセットを解除する場合は[はい]を選択してください(デフォルト:[いいえ])。
このプロパティは,設定が必要なマイクロコントローラを選択している場合のみ表示されます。
PiggyBack boardを使用するか否かを選択します。
PiggyBack boardを使用する場合は[はい]を選択してください(デフォルト:[いいえ])。
E2拡張インタフェースを使用する場合,E2拡張インタフェースの電源を選択してください。
このプロパティは,選択しているマイクロコントローラが,フラッシュ・メモリのROMセキュリティ機能をサポートしている場合のみ表示されます。
内蔵ROM,または内蔵フラッシュ・メモリ上のコードを読み出す際のIDコードを指定します。
直接入力により,32桁の16進数(16バイト),または64桁の16進数(32バイト)で指定します。
(デフォルト:[FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF],または[FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF])
このプロパティは,選択しているマイクロコントローラが,本機能をサポートしている場合のみ表示されます。
Code Flash上のコードを読み出す際のAccess Password(16進数で64桁)を表示します。
直接入力により,64桁の16進数(32バイト)で指定します。
(デフォルト:[FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF])
このプロパティは,選択しているマイクロコントローラが,本機能をサポートしている場合のみ表示されます。
Data Flash上のコードを読み出す際のAccess Password(16進数で64桁)を表示します。
直接入力により,64桁の16進数(32バイト)で指定します。
(デフォルト:[FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF])
このプロパティは,選択しているマイクロコントローラが本機能をサポートしている場合のみ表示されます。
デバッグ・ツールへの接続のためのOCD ID (16進数で64桁)を指定します。
直接入力により,64桁の16進数(32バイト)で指定します。
(デフォルト:[FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF])
詳細はエミュレータのユーザーズ・マニュアルを参照してください。
このプロパティは,選択しているマイクロコントローラが本機能をサポートしている場合のみ表示されます。
Customer ID認証用にIDコードをID毎に指定します。
直接入力により,64桁の16進数(32バイト)で指定します。
詳細はエミュレータのユーザーズ・マニュアルを参照してください。
このプロパティは,選択しているマイクロコントローラが本機能をサポートしている場合のみ表示されます。
Data Flash ID認証用にIDコードをID毎に指定します。
直接入力により,64桁の16進数(32バイト)で指定します。
詳細はエミュレータのユーザーズ・マニュアルを参照してください。
このプロパティは,選択しているマイクロコントローラが本機能をサポートしている場合のみ表示されます。
直接入力により,64桁の16進数(32バイト)で指定します。
詳細はエミュレータのユーザーズ・マニュアルを参照してください。
フラッシュ・セルフ・プログラミング機能のフラッシュ・セルフ・ライブラリを使用して,Code Flashの書き換えを行うか否かを選択します。
Code Flashの書き換えを行う場合は,[はい]を選択してください(デフォルト:[いいえ])。
なお,[はい]を選択した場合,Code Flashのキャッシュは行われません。
デバッガ操作により,フラッシュ・メモリに書き込みを行う際に,一時的にクロック・スピードを変更するか否かを選択します。
フラッシュ・メモリへの書き込み性能を向上させるために,フラッシュ書き換え時にクロック・アップを行う場合は,[はい]を選択してください(デフォルト)。
[いいえ]を選択した場合,ユーザが設定したクロック・スピードでフラッシュ書き換えを行います。
[はい]を選択した場合,CPUクロックだけではなく周辺クロックも変化するため,ブレーク中も動作している周辺システムに影響がある可能性があります。 |
なお,アドレス値は4バイト単位の値を指定してください。(入力値が4バイト単位の値でない場合は,自動的に補正されます。)
指定したワークRAMの開始アドレスから[ワークRAMサイズ[Kバイト]]プロパティの表示サイズ分は,デバッガのファームウェアが使用します。