2.18.6.1 有効イベント数の制限

有効状態で同時に設定可能なイベントの個数には,次の制限があります。

したがって,新たに有効状態のイベントを設定する際にこの制限数を越えてしまう場合は,いったん設定しているイベントのいずれかを無効状態にする必要があります。

表 2.21

有効イベント数の制限

イベント種別

デバッグ・ツール

Full-spec emulator/E1/E20

シミュレータ

RH850G3M, RH850G3K, RH850G3MH, RH850G3KH

RH850G4MH

ハードウエア・ブレーク
(実行系:実行後)

ハードウエア・ブレーク
(実行系:実行前)

12(コアごと)注1

12(コアごと)注1

64

ハードウエア・ブレーク
(アクセス系)

4(コアごと)注1

4(データ指定なし)(コアごと)注1

7(データ指定あり)(コアごと)

ソフトウエア・ブレーク

2000(全コア共通)

2000(全コア共通)

トレース
(トレース開始/トレース終了)

8 + 7

8 + 7

64

ポイント・トレース

8

8

64

タイマ計測
(タイマ開始/タイマ終了)

3(コアごと)

3(コアごと)

8(全コア共通)

パフォーマンス計測
(パフォーマンス計測開始/
パフォーマンス計測終了)

4(コアごと)

4(コアごと)

アクション
(Printfイベント)

100注2

100注2

  64注3

 

x + y”: “実行系イベント:x個”+“アクセス系イベント:y個”

注 1.

ハードウエア・ブレーク(実行系:実行前)の4個はハードウエア・ブレーク(アクセス系)と兼用(ハードウエア・ブレーク(アクセス系)を4個設定すると,ハードウエア・ブレーク(実行系:実行前)は残り8個までしか設定できません)

注 2.

ソフトウエア・ブレークと兼用

注 3.

ハードウエア・ブレークと兼用