メモリの値は編集することができます。
メモリ値エリア/文字列エリアにおいて,対象メモリ値にキャレットを移動したのち,直接キーボードより編集します。メモリ値を編集すると変更箇所の表示色が変化し,この状態で[Enter]キーを押下することにより,変更した値がターゲット・メモリに書き込まれます([Enter]キーの押下前に[Esc]キーを押下すると編集をキャンセルします)。
ただし,変更の際に入力可能な文字列は,現在指定されている表示進数で扱うことができる文字列に限ります。また,文字列エリアでの変更は,文字コードとして“ASCII”が指定されている場合のみ可能です。
なお,メモリの値の編集は,プログラム実行中の状態でも行うことができます。設定方法についての詳細は,「2.11.1.4 プログラム実行中にメモリの内容を表示/変更する」を参照してください。
値を変更する際において,留意する必要がある例を次に示します。
例 1. | 表示ビット幅の最大値を越えた場合
10進数8ビット表示において,表示値“105”の“1”を編集して“3”を入力した場合,変更値は最大値である“127”となります。 |
例 2. | 数値の途中に“-”を入力した場合
符号あり10進数16ビット表示において,表示値“32768”を“32-68”と編集した場合,“3”と“2”が空白に変わり,変更値は“-68”となります。 |
例 3. | 数値の途中に空白記号(スペース)を入力した場合
10進数16ビット表示において,表示値“32767”を“32 67”と編集した場合,“3”と“2”が空白に変わり,変更値は“67”となります。 |
例 4. | 同一の値を入力した場合
現在のメモリ値と同一の値を指定した場合でも,指定した値をメモリに書き込みます。 |