置換構成体は,検索/置換のパターンでのみ,使用できます。エスケープ文字と置換構成体は,置換パターンで認識される特殊な構成体です。
以下の表に,名前付き置換パターンおよび番号付き置換パターンを定義する方法を示します。
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$1
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グループ番号1(10進数)と一致した最後の部分文字列に置換されます。2番目のグループは2($2)となり,以降同様です。
たとえば,置換パターンa*$1bの場合,文字列a*の後に,最初にキャプチャしたグループが一致する部分文字列,さらに文字列b(指定されている場合)が続くような文字列を挿入します。
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$0
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一致した部分のコピーに置換されます。
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$&
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一致した部分のコピーに置換されます。
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$$
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単一の$リテラルに置換されます。
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備考 1. | *文字は,置換パターンではメタ文字として認識されません。 |
備考 2. | $パターンは,正規表現一致パターンでは認識されません。正規表現では,$は文字列の末尾を示します。 |