2.8.1 ライブラリ・ファイルの出力を設定する

プロジェクト・ツリーでビルド・ツール・ノードを選択し,プロパティ パネル[ライブラリ生成オプション]タブを選択します。

ライブラリ・ファイルの出力設定は,[出力ファイル]カテゴリで行います。

図 2.61

[出力ファイル]カテゴリ

 

(1)

出力フォーマットの設定

[出力ファイル・フォーマット]プロパティで,フォーマットを選択してください。

以下のフォーマットを選択することができます。

フォーマット

説明

ユーザ・ライブラリ・ファイル(-FOrm=Library=U)

ユーザ・ライブラリ・ファイルを出力します。

システム・ライブラリ・ファイル(-FOrm=Library=S)

システム・ライブラリ・ファイルを出力します。

システム・ライブラリ・ファイルは,ユーザ・ライブラリ・ファイルの後にリンクされます。

ユーザ・ライブラリ・ファイルの後にリンクするライブラリを作成する場合は,本項目を選択してください。

リロケータブル・ファイル(-FOrm=Relocate)

リロケータブル・ファイルを出力します。

(2)

出力フォルダの設定

[出力フォルダ]プロパティにおいて,テキスト・ボックスへの直接入力,または[...]ボタンにより行います。

テキスト・ボックスには247文字まで指定可能です。

本プロパティは,次のプレースホルダに対応しています。

 

%ActiveProjectDir% : アクティブ・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ActiveProjectName% : アクティブ・プロジェクト名に置換します。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

%MainProjectDir% : メイン・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%MainProjectName% : メイン・プロジェクト名に置換します。

%MicomToolPath% : 本製品のインストール・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectDir% : プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

%TempDir% : テンポラリ・フォルダの絶対パスに置換します。

%WinDir% : Windowsシステム・フォルダの絶対パスに置換します。

 

デフォルトでは,“%BuildModeName%”を設定しています。

(3)

出力ファイル名の設定

[出力ファイル名]プロパティにおいて,テキスト・ボックスへの直接入力により行います。

拡張子を省略した場合は,[出力ファイル・フォーマット]プロパティの選択に依存して,自動的に付加します。

 

[ユーザ・ライブラリ・ファイル(-FOrm=Library=U)]を選択している場合 : .lib

[システム・ライブラリ・ファイル(-FOrm=Library=S)]を選択している場合 : .lib

[リロケータブル・ファイル(-FOrm=Relocate)]を選択している場合 : .rel

 

テキスト・ボックスには259文字まで指定可能です。

本プロパティは,次のプレースホルダに対応しています。

 

%ActiveProjectName% : アクティブ・プロジェクト名に置換します。

%MainProjectName% : メイン・プロジェクト名に置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

 

デフォルトでは,“%ProjectName%.lib”を設定しています。