2.10.1 構成するアプリケーション・プロジェクトを設定する

構成するアプリケーション・プロジェクトを設定することで,ブート・ローダ・プロジェクトをデバッグする際,アプリケーション・プロジェクトが自動的にビルドされてシンボルのアドレスが関連付けられるなど,デバッグがしやすくなります。その設定方法を以下に示します。

 

プロジェクト・ツリーでマルチコア設定ツール・ノードを選択し,プロパティ パネル[ブート・ローダ]タブを選択します。

構成するアプリケーション・プロジェクトの設定は,[構成プロジェクト]カテゴリの[構成するアプリケーション・プロジェクト]プロパティで行います。

図 2.66

[構成するアプリケーション・プロジェクト]プロパティ

 

[...]ボタンをクリックすると,構成するアプリケーション・プロジェクトの選択 ダイアログがオープンします。

図 2.67

構成するアプリケーション・プロジェクトの選択 ダイアログ

 

[プロジェクト]において,対象のアプリケーション・プロジェクトのチェック・ボックスを選択します。

備考

以下の条件を満たすアプリケーション・プロジェクトのみ選択可能です。

-

同一のマイクロコントローラを使用している

-

プロジェクトの種類が[アプリケーション(CC-RH)],[空のアプリケーション(CC-RH)],[マルチコア用アプリケーション(CC-RH)]のいずれか

 

なお,条件を満たさなくなった場合は,自動的に構成するアプリケーション・プロジェクトの対象外となります。また,条件を満たすアプリケーション・プロジェクトを作成/追加した場合は,自動的に構成するアプリケーション・プロジェクトとして設定されます。

 

[OK]ボタンをクリックすると,設定したアプリケーション・プロジェクトがサブプロパティとして表示されます。

図 2.68

[構成するアプリケーション・プロジェクト]プロパティ(アプリケーション・プロジェクト設定後)

 

構成するアプリケーション・プロジェクトの変更は,[...]ボタンにより行うことができます。