2.1.1 ロード・モジュールを作成する

ロード・モジュールの作成手順を以下に示します。

備考

(1),(2),(3),(7),(8)についての詳細は,「CS+ プロジェクト操作編」を参照してください。

(1)

プロジェクトの作成/読み込み

プロジェクトの新規作成,または既存のプロジェクトの読み込みを行います。

(2)

ビルド対象プロジェクトの設定

ビルド対象とするプロジェクトを設定します。

(3)

ビルド対象ファイルの設定

ビルド対象ファイルの追加/削除,依存関係の更新などを行います。

(4)

ビルド高速化の設定

必要に応じて,ビルド高速化機能の設定を行います(「2.2 ビルドを高速化する」参照)。

(5)

出力ファイルの種類の設定

生成するロード・モジュールの種類を設定します(「2.3 出力ファイルの種類を設定する」参照)。

(6)

ビルド・オプションの設定

コンパイラ,アセンブラ,リンカなどに対するオプションを設定します(「2.4 コンパイル・オプションを設定する」,「2.5 アセンブル・オプションを設定する」,「2.6 リンク・オプションを設定する」など参照)。

(7)

ビルドの実行

ビルドを実行します。

備考

ビルド処理前,およびビルド処理後に実行したいコマンドがある場合は,プロパティ パネル[共通オプション]タブの[その他]カテゴリにおいて,[ビルド前に実行するコマンド]プロパティ,および[ビルド後に実行するコマンド]プロパティを設定してください。
ファイル単位でビルド処理前,およびビルド処理後に実行したいコマンドがある場合は,[個別コンパイル・オプション(C)]タブ(Cソース・ファイルの場合),[個別コンパイル・オプション(C++)]タブ(++Cソース・ファイルの場合),および[個別アセンブル・オプション]タブ(アセンブリ・ソース・ファイルの場合)において設定することができます。

注意

ビルド・ツールがコンパイラを起動するとき,環境変数TMP_RXに,常にWindowsの一時フォルダのパスが設定されます。

(8)

プロジェクトの保存

プロジェクトの設定内容をプロジェクト・ファイルに保存します。