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 ref_ver
 iref_ver
 
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 ER      ref_ver ( T_RVER *pk_rver );
 ER      iref_ver ( T_RVER *pk_rver );
 
 typedef struct t_rver {
     UH  maker;                  /*カーネルのメーカ・コード*/
     UH  prid;                   /*カーネルの識別番号*/
     UH  spver;                  /*ITRON仕様のバージョン番号*/
     UH  prver;                  /*カーネルのバージョン番号*/
     UH  prno[4];                /*カーネル製品の管理情報*/
 } T_RVER;
 
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 RI600PXのバージョン情報を
pk_rverで指定された領域に格納します。
 
 -	 
maker
makerは,このカーネルを作ったメーカを表します。RI600PXでは,ルネサスエレクトロニクスを意味する0x011Bが返ります。
なお,
makerと同じ値がカーネル構成マクロ
TKERNEL_MAKERに定義されています。
 
 -	 
prid
pridは,カーネルやVLSIの種類を区別する番号を表します。RI600PXでは,0x0004が返ります。
なお,
pridと同じ値がカーネル構成マクロ
TKERNEL_PRIDに定義されています。
 
 -	 
spver
spverは,カーネルの準拠する仕様を表します。RI600PXでは,0x5403が返ります。
なお,
spverと同じ値がカーネル構成マクロ
TKERNEL_SPVERに定義されています。
 
 -	 
prver
prverは,カーネルのバージョン番号を表します。
例えば,カーネルのバージョンがV1.02.03の場合は0x0123となります。
なお,
prverと同じ値がカーネル構成マクロ
TKERNEL_PRVERに定義されています。
 
 -	 
prno
prnoは,製品管理情報や製品番号などを表します。RI600PXでは,すべての
prno[]に0x0000が返ります
 
 
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 -	 CPUロック状態から本サービス・コールを発行した。
  
 -	 「PSW.IPL > カーネル割り込みマスクレベル」の状態から本サービス・コールを発行した。
  
 備考	 タスクからiref_verを発行した場合,および非タスクからref_verを発行した場合,コンテキスト・エラーは検出されず,システムの正常な動作は保証されません。
  
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 -	 呼び出しタスクからの pk_rverが示す領域に対するオペランド・ライト・アクセス許可がない。
  
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