ルネサス
-PADDING
セクションの終端にデータを埋め込みます。
[指定形式]
-
省略時解釈
なし
[詳細説明]
セクション・サイズが,セクションのアライメントの倍数となるように,セクションの終端にデータを埋め込みます。
[使用例]
以下の場合,.SEC1セクションに1バイトのパディング・データを埋め込み,サイズを0x06バイトにしてリンク処理を行います。
.SEC1セクションのアライメント : 2バイト
.SEC1セクションのサイズ : 0x05バイト
.SEC2セクションのアライメント : 1バイト
.SEC2セクションのサイズ : 0x03バイト
>rlink a.obj b.obj -start=.SEC1,.SEC2/0 -padding
以下の場合,.SEC1セクションに1バイトのパディング・データを埋め込み,サイズを0x06バイトにしてリンク処理を行うと,.SEC2セクションと重複してしまうため,エラーを出力します。
>rlink a.obj b.obj -start=.SEC1/0,.SEC2/5 -padding
[備考]
生成するパディング・データの値は0x00です。
絶対アドレス・セクションにはパディングを行わないため,絶対アドレス・セクションのサイズはユーザにて調整してください。