2.11.1.7 メモリの表示内容を保存する

メモリの内容を範囲指定して,テキスト・ファイル(*.txt)/CSVファイル(*.csv)に保存することができます。

ファイルに保存する際は,デバッグ・ツールから最新の情報を取得し,このパネル上での表示形式に従ったデータで保存します。

[ファイル]メニュー→[名前を付けてメモリ・データを保存...]を選択すると,次のデータ保存 ダイアログがオープンします(この際,パネル上で範囲選択した状態でこの操作を行うと選択範囲のみのメモリ・データを保存することができます)。

このダイアログにおいて,次の手順で操作を行ってください。

図 2.44

メモリ・データの保存(データ保存 ダイアログ)

(1)

[ファイル名]の指定

保存するファイル名を指定します。

テキスト・ボックスに直接入力するか(最大指定文字数:259文字),またはドロップダウン・リストより入力履歴項目を選択します(最大履歴数:10個)。

また,[...]ボタンをクリックすることでオープンするデータ保存ファイルを選択 ダイアログにより,ファイルを選択することもできます。

(2)

[ファイルの種類]の指定

保存するファイルの形式を次のドロップダウン・リストにより選択します。

選択できるファイルの形式は次のとおりです。

リスト表示

形式

テキスト・ファイル(*.txt)

テキスト形式(デフォルト)

CSV(カンマ区切り) (*.csv)

CSV形式

各データを“,”で区切り保存します。
なお,データ内に“,”が含まれている際の不正形式を避けるため,各データを""(ダブルクォーテーション)で括り出力します。

(3)

[保存範囲 アドレス/シンボル]の指定

ファイルに保存する範囲を“開始アドレス”と“終了アドレス”で指定します。

それぞれのテキスト・ボックスに16進数の数値/アドレス式を直接入力するか,またはドロップダウン・リストより入力履歴項目を選択します(最大履歴数:10個)。

なお,パネル上で範囲選択している場合は,デフォルトでその選択範囲がテキスト・ボックスに指定されます。範囲選択していない場合は,現在のパネルの表示範囲が指定されます。

備考

このテキスト・ボックスで[Ctrl]+[Space]キーを押下することにより,現在のキャレット位置のシンボル名を補完することができます(「2.20.2 シンボル名の入力補完機能」参照)。

(4)

[保存]ボタンのクリック

指定したファイルに,指定した形式でメモリ・データを保存します。

図 2.45

メモリ・データ保存の際の出力イメージ

備考

[ファイル]メニュー→[メモリ・データを保存]の選択によりパネルの内容を上書き保存する場合,メモリ パネル(メモリ1〜4)はそれぞれ個別に扱われます。
また,保存範囲についても,前回指定したアドレス範囲で保存されます。