言語仕様で規定していない処理系定義項目について、コンパイラの仕様を示します
表 4.6に示します。 |
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整数の値がより短いサイズの符号付き整数型、または符号なし整数型を同一のサイズの符号付き整数型に変換したときの値(結果の値が変換先の型で表現できない場合) |
少ないビット数へ変換する場合は、少ないビット数のビット幅でマスクをした(上位ビットを削除した)ビット列とします。符号なし整数を同じビット数の符号付き整数に変換する場合は、ビット列をそのままコピーします。 |
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シフト演算子については本表5項を参照してください。その他の演算子については、符号なしの値として(ビット・イメージのままで)計算するものとします。 |
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int_to_shortオプションを指定した場合、int型はshort型、signed int型はsigned short型、unsigned int型はunsigned short型としてそれぞれ扱います。 |
浮動小数点型には、float型、double型とlong double型があります。浮動小数点型の内部表現や変換仕様、演算仕様等の性質は「4.1.4 データの内部表現と領域」の「 (5) 浮動小数点型の仕様」で説明します。表 4.8に、浮動小数点型の表現可能な値の限界値を示します。 |
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次のいずれかの条件を満たす場合、最近値の方向に切り捨てます。 それ以外の場合、単精度浮動小数点型への変換結果はFPSWのRM[0:1]ビットに従います。 【V3.01.00以降】-dpfpuを指定した場合、倍精度浮動小数点型への変換結果はDPSWのDRM[0:1]ビットに従います。 |
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クラス・構造体メンバ中のアライメント数の最大値がそのクラス・構造体のアライメント数になります。「4.1.4 データの内部表現と領域」の「(2) 構造体/共用体(C言語)、クラス型(C++言語)」を参照してください。 |
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最初に宣言されたビット・フィールドは、ビット・フィールド宣言時の型のサイズの領域の最下位ビットから割り当てられます。ただし、オプションにより変更可能です。*1 |
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int型のサイズ内にビットフィールドが割り付けられているとき、次に割り付けるビットフィールドのサイズがint型内の残っているサイズを超えたときの割り付け方 |
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signed char、unsigned char、bool、_Bool、short、unsigned short、int、unsigned int、long、unsigned long、enum、long long、unsigned long long、wchar_t |
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ビットフィールドの割り付け方の詳細については、「4.1.4 データの内部表現と領域」を参照してください。 |
基本型を修飾する型の数の数え方を、以下に例を用いて示します。
(i) int a; aはint型(基本型)であり、基本型を修飾する型の数は0個です。
(ii) char *f(); fはchar型(基本型)へのポインタ型を返す関数型であり、基本型を修飾する型の数は2個です。
絶対パスで指定したファイル名の場合はそのパスが示すディレクトリから、それ以外の場合はソース・ファイルがあるディレクトリからそれぞれヘッダ・ファイルを検索します。次に、指定したディレクトリ(-includeオプション)、最後に標準インクルード・ファイル・ディレクトリ(環境変数INC_RX 指定ディレクトリ)を検索します。 |
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#includeを記述したファイルの格納フォルダからインクルードファイルを読み込みます。ファイルが見つからない場合、本表2項の方法に従います。 |
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<と>、””で囲まれた前処理字句列は、そのままヘッダ名として扱います。マクロが展開され<文字列>、”文字列”の形式になった場合は、その内容をヘッダ名として扱います。 |
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「4.2.3 #pragma指令」を参照してください。 |
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(1) -lang=c99がないとき(C(C89)、C++、EC++ 言語の場合): ASSERTION FAILED:△式△FILE△<ファイル名>,LINE△<行番号> (2) -lang=c99があるとき(C(C99) 言語の場合): |
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isalnum関数、isalpha関数、iscntrl関数、islower関数、isprint関数およびisupper関数によってテストされる文字集合 |
unsigned char型(0〜255)およびEOF(-1)です。判定の結果、真になる文字を表 7.7に示します。 |
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非数を返します。非数の形式は「4.1.4 データの内部表現と領域」の「(5) 浮動小数点型の仕様」を参照してください。 |
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errnoにERANGEを設定する関数については、「10.5.6 C標準ライブラリ関数のエラーメッセージ」を参照してください。それ以外は設定しません。 |
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fmodの戻り値の詳細は、「7.4.7 <math.h>」の「fmod/ fmodf/ fmodl」を参照してください。 |
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シグナル処理ルーチンの呼び出し前に signal( sig, SIG_DFL ); と同等のことが実行されない場合のシグナルの遮断の処置 |
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シグナル関数によって指定された処理ルーチンによってSIGILLシグナルが受け付けられる場合に規定の処理が再設定されるか否か |
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fgetpos関数はサポートしていません。ftell関数については規定しません。低水準インタフェースルーチンの仕様によります。 |
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処理系定義の対応関係にしたがって、エラー番号errnumを文字列に変換します。errnumの値は、通常、グローバル変数errnoがコピーされたものです。 詳細は「10.5.6 C標準ライブラリ関数のエラーメッセージ」を参照してください。 |
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