2.10.4.1 ブレーク・イベント(実行系)を設定する

操作は,ソース・テキスト/逆アセンブル・テキストを表示しているエディタ パネル/逆アセンブル パネルで行います。

各パネルのアドレス表示のある行にキャレットを移動したのち,目的のイベント種別に従って,コンテキスト・メニューより次の操作を行います。

イベント種別

操作方法

説明

ハードウエア・ブレーク

[ブレークの設定]→[ハード・ブレークの設定]を選択

ハードウエア・ブレーク機能を使用してブレーク・イベントを設定します。

ソフトウエア・ブレーク
【Full-spec emulator】
【E1】【E20】

[ブレークの設定]→[ソフト・ブレークの設定]を選択

ソフトウエア・ブレーク機能【Full-spec emulator】【E1】【E20】を使用してブレーク・イベントを設定します。

 

ブレーク・イベント(実行系)は,キャレット位置の行に対応する先頭アドレスの命令に設定されます。

ブレーク・イベント(実行系)が設定されると,設定した箇所に次のイベント・マークが表示され,ソース・テキスト行/逆アセンブル・テキスト行が強調表示されます。

また,イベント パネルにおいて,ハードウエア・ブレーク・イベント(実行系)/ソフトウエア・ブレーク・イベント(実行系)として管理されます(「イベントの管理」参照)。

表 2.5

ブレーク・イベント(実行系)のイベント・マーク

イベント種別

イベント・マーク

ハードウエア・ブレーク

 

ソフトウエア・ブレーク

【Full-spec emulator】【E1】【E20】

 

図 2.34

ブレーク・イベント(実行系)の設定例(逆アセンブル パネルの場合)

図 2.35

イベント パネルのハードウエア・ブレーク・イベント(実行系)の設定例

注意 1.

ブレーク・イベント(実行系)の設定に関しては(有効イベント数の制限など),「イベント設定に関する留意事項」も参照してください。

注意 2.

【Full-spec emulator】【E1】【E20】
ソフトウエア・ブレークポイントは,コード・フラッシュ領域,内蔵RAM領域に設定することができます。
内蔵RAM領域にソフトウエア・ブレークポイントを設定する場合,プロパティ パネル[接続用設定]タブの[ターゲット・ボードとの接続]カテゴリの[接続時にRAMを初期化する]プロパティを[はい]に設定してください。

備考

イベントの設定状態によりイベント・マークは異なります(「設定状態(有効/無効)を変更する」参照)。
また,すでにイベントが設定されている箇所で,新たにイベントを設定した場合は,複数のイベントが設定されていることを示すイベント・マーク( )が表示されます。