[ダウンロード・ファイル設定]タブ


[ダウンロード・ファイル設定]タブでは,次に示すカテゴリごとに詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

なお,ダウンロード方法については,「2.5 ダウンロード/アップロード」を参照してください。

 

(1) [ダウンロード]

(2) [デバッグ情報]

[各カテゴリの説明]

(1)

ダウンロード]

ダウンロードに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

ダウンロードするファイル

ダウンロードするファイルを指定します注1

サブプロパティとして,ダウンロードするファイル名,およびダウンロード条件を下段に展開表示します。

デフォルト

[ダウンロードするファイルの数]

変更方法

ダウンロード・ファイル ダイアログによる選択

ダウンロード・ファイル ダイアログは,このプロパティを選択すると欄内右端に表示される[...]ボタンをクリックすることでオープンします(このパネル上でダウンロード・ファイルを指定することはできません)。

ダウンロード後にCPU をリセットする

ダウンロード後にCPUをリセットするか否かを選択します。

なお,このプロパティは,選択しているマイクロコントローラがダウンロード完了後常にCPUをリセットする場合は表示されません。

デフォルト

はい

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい

ダウンロード後にCPUをリセットします。

いいえ

ダウンロード後にCPUをリセットしません。

ダウンロード・モードの選択

(【シミュレータ】以外)

フラッシュROMへダウンロードを行う際のダウンロード・モードを選択します。

デフォルト

スピード優先

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

スピード優先

先頭データと最終データ間の空き領域はFFHで補完されます。書き込みデータの量を減らすため,ダウンロード速度は速くなります。

データ優先

空き領域はダウンロード前の値が保持されます。

空き領域のデータを一度読み込むため,ダウンロード速度は非常に遅くなります。

ダウンロード前にフラッシュROMを消去する

(【シミュレータ】以外)

ダウンロード前にフラッシュROMを消去するか否かを選択します。

デフォルト

いいえ

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

ただし,[ダウンロード・モードの選択]プロパティにおいて[データ優先]を選択した場合は変更不可

指定可能値

はい

ダウンロード前にフラッシュROMを消去します。

いいえ

ダウンロード前にフラッシュROMを消去しません。

イベント設定位置の自動変更方法

再ダウンロードすることにより,現在設定されているイベントの設定位置(アドレス)が命令の途中になる場合の再設定方法を選択します注2

デフォルト

イベントを保留にする

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

命令の先頭に移動する

命令の先頭アドレスに対象イベントを再設定します。

イベントを保留にする

対象イベントを保留状態にします。

予約領域の上書きをチェックする

【E1】【E20】

【EZ Emulator】

ダウンロードの際に,エミュレータが使用する予約領域に対して上書きした場合に,メッセージを出力するか否かを選択します。

デフォルト

はい

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい

予約領域に上書きした場合,メッセージを出力します。

いいえ

予約領域に上書きしても,メッセージを出力しません。

注 1.

メイン・プロジェクト/サブプロジェクトでビルド対象に指定しているファイルは,ダウンロードの対象ファイルから削除することはできません(デフォルトで自動的にダウンロード・ファイルとして登録されます)。
なお,ダウンロード可能なファイル形式については,「表 2.1 ダウンロード可能なファイル形式」を参照してください。

注 2.

デバッグ情報がないイベント設定位置のみが対象となります。デバッグ情報がある場合のイベント設定位置は,常にソース・テキスト行の先頭に移動します。

(2)

デバッグ情報]

デバッグ情報に関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

CPUリセット後に指定シンボル位置まで実行する

CPUリセット後に,プログラムを指定シンボル位置まで実行するか否かを選択します。

デフォルト

はい

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい

プログラムを指定シンボル位置まで実行します。

いいえ

CPUリセット後にプログラムを実行しません。

指定シンボル

CPUリセット後に,プログラムを実行して停止する位置を指定します。

なお,このプロパティは,[CPUリセット後に指定シンボル位置まで実行する]プロパティにおいて[はい]を選択した場合のみ表示されます。

デフォルト

_main

変更方法

キーボードからの直接入力

指定可能値

0〜“アドレス空間の終了アドレス”のアドレス式

メモリ使用量の上限サイズ[Mバイト]

デバッグ情報の読み込みで使用するメモリ・サイズの上限値を指定します

デフォルト

500

変更方法

キーボードからの直接入力

指定可能値

100〜1000の10進数値

上限値を小さくした場合,デバッグ情報の破棄と再読み込みが頻繁に行われるため,デバッグ・ツールの応答性が低下する場合があります。