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2.1.3 マルチコア用ロード・モジュールを作成する

マルチコア用ロード・モジュールの作成手順を以下に示します。

備考

(1),(2),(3),(9),(10)についての詳細は,「CS+ プロジェクト操作編」を参照してください。

(1)

プロジェクトの作成/読み込み

プロジェクトの新規作成,または既存のプロジェクトの読み込みを行います。

プロジェクトを新規作成する際は,ブート・ローダと呼ばれる起動処理が記述されたプロジェクトであるマルチコア用ブート・ローダ・プロジェクトを1つ設定し,各コアのアプリケーション処理が記述されたプロジェクトであるマルチコア用アプリケーションを必要なコア数に応じて設定します。

(2)

ビルド対象プロジェクトの設定

ビルド対象とするプロジェクトを設定します。

また,マルチコア用ブート・ローダ・プロジェクトに各マルチコア用アプリケーション・プロジェクトを関連付けます(「2.10 マルチコア用プロジェクトを設定する」参照)。

(3)

ビルド対象ファイルの設定

ビルド対象ファイルの追加/削除,依存関係の更新などを行います。

(4)

ビルド高速化の設定

必要に応じて,ビルド高速化機能の設定を行います(「2.2 ビルドを高速化する」参照)。

(5)

出力ファイルの種類の設定

生成するロード・モジュールの種類を設定します(「2.3 出力ファイルの種類を設定する」参照)。

(6)

ビルド・オプションの設定

コンパイラ,アセンブラ,リンカなどに対するオプションを設定します(「2.4 コンパイル・オプションを設定する」,「2.5 アセンブル・オプションを設定する」,「2.6 リンク・オプションを設定する」など参照)。

(7)

マルチコア用プロジェクトの設定

マルチコア用プロジェクトを構成するプロジェクトを設定します(「2.10 マルチコア用プロジェクトを設定する」参照)。

(8)

I/Oヘッダ・ファイルの更新方法の設定

デバイス・ファイルのアップデートに合わせて,I/Oヘッダ・ファイルを更新します(「2.11 I/Oヘッダ・ファイルを自動更新する」参照)。

(9)

ビルドの実行

ビルドを実行します。

備考

ビルド処理前,およびビルド処理後に実行したいコマンドがある場合は,プロパティ パネル[共通オプション]タブの[その他]カテゴリにおいて,[ビルド前に実行するコマンド]プロパティ,および[ビルド後に実行するコマンド]プロパティを設定してください。
ファイル単位でビルド処理前,およびビルド処理後に実行したいコマンドがある場合は,[個別コンパイル・オプション]タブ(Cソース・ファイルの場合),および[個別アセンブル・オプション]タブ(アセンブリ・ソース・ファイルの場合)において設定することができます。

(10)

プロジェクトの保存

プロジェクトの設定内容をプロジェクト・ファイルに保存します。