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2.6.3 デバッグ・ツールをホット・プラグイン接続する

ホット・プラグイン接続とは,プログラム実行中のターゲット・ボードに対してデバッグ・ツールを接続し,実行中のプログラムをデバッグすることができる接続方式です。

ホット・プラグイン接続の手順は,次のとおりです。

注意 1.

ホット・プラグイン接続は,オンチップ・デバッギング・エミュレータを使用している場合のみ有効となります。

注意 2.

ホット・プラグイン接続を行った場合,次のプロパティの設定は無効となり,[いいえ]の指定として動作します(CS+ と再接続後に再び有効となります)。

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[エミュレータから電源供給をする( 最大200mA)]

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[接続時にOPJTAGをLPD接続に設定する]

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[切断時にOPJTAGをJTAG接続に設定する]

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[Code Flashのセルフプログラミングを行う]

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[フラッシュ書き込み時にクロックを変更する]

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[WAIT信号をマスクする]

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[RESET信号をマスクする]

注意 3.

ホット・プラグイン接続を行った場合,現在設定されているイベントはすべて無効となります(CS+と再接続後に再び有効となります)。

(1)

プログラムを実行する

エミュレータと接続していない状態で,あらかじめターゲット・ボード上のマイクロコントローラにダウンロードしたプログラムを実行します。

(2)

デバッグ・ツールを選択する

アクティブ・プロジェクトでホット・プラグイン接続可能なデバッグ・ツール(E1/E20)を選択します。

(3)

CS+にデバッグ・ツールをホット・プラグイン接続する

[デバッグ]メニュー→[ホット・プラグイン]を選択することにより,ホット・プラグイン接続の準備を開始します。

(4)

ターゲット・ボードの接続

ホット・プラグイン接続の準備が完了すると,ターゲット・ボードの接続を促すメッセージが表示されます。ターゲット・ボードとエミュレータを接続したのち,[OK]ボタンをクリックすると,アクティブ・プロジェクトで選択しているデバッグ・ツールとの通信を開始します。

図 2.10

ホット・プラグイン接続準備完了メッセージ

 

(5)

ホット・プラグイン接続の完了

デバッグ・ツールとの接続に成功すると,メイン・ウインドウステータスバーが,次のように変化します。

なお,ステータスバーに表示される各項目についての詳細は,メイン・ウインドウを参照してください。

図 2.11

デバッグ・ツールとのホット・プラグイン接続に成功したステータスバー