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2.3.3.1 [接続用設定]タブ

次に示すカテゴリごとに,デバッグ・ツールとの接続に関する設定を行います。

 

(1) [内部ROM/RAM]

(2) [クロック]

(3) [エミュレータとの接続]

(4) [ターゲット・ボードとの接続]

(5) [E2拡張インタフェース]【E2】

(6) [フラッシュ]

(7) [ホット・プラグイン]

 

(1)

[内部ROM/RAM]

内部ROM/RAMに関する設定を表示します。

図 2.25

[内部ROM/RAM]カテゴリ【E1】

(a)

[内部ROMサイズ[Kバイト]]

エミュレーションする内部ROMサイズを表示します(単位:Kバイト)。

このプロパティ値を変更することはできません。

(b)

[内部RAMサイズ[バイト]]

エミュレーションする内部RAMサイズを表示します(単位:Kバイト)。

このプロパティ値を変更することはできません。

(c)

[データフラッシュ・メモリ・サイズ[Kバイト]]

選択しているマイクロコントローラのデータフラッシュ・メモリ領域のサイズを表示します(単位:Kバイト)。

選択しているマイクロコントローラがデータフラッシュ・メモリ非搭載品の場合は,[0]を表示します。

このプロパティ値を変更することはできません。

(2)

[クロック]

クロックに関する設定を行います。

図 2.26

[クロック]カテゴリ【E1】

(a)

[メイン・クロック周波数[MHz]]

メイン・クロック周波数を指定します。

ドロップダウン・リストによる選択,または直接入力により,0.001~99.999(単位:MHz)の範囲の数値を指定します(デフォルト:[内蔵クロックを使用する])。

なお,X1/X2発振の場合は,クロック周波数を指定してください。

また,PLL搭載品で外部クロック発振の場合は,発振器/発振子の周波数(PLL設定前)を指定してください。

備考

メイン・クロック周波数は,E1 とホスト・マシンの通信の同期に使用します。
CPUの動作周波数を設定するものではありません。

(b)

[サブ・クロック周波数[kHz]]

サブ・クロック周波数を指定します。

ドロップダウン・リストによる選択,または直接入力により,0.001~99.999(単位:kHz)の範囲の数値を指定します(デフォルト:[内蔵クロックを使用する])。

備考

サブ・クロック周波数は,E1とホスト・マシンの通信の同期に使用します。
CPUの動作周波数を設定するものではありません。

(c)

[モニタ・クロック]

プログラム停止中にモニタ・プログラムが動作するクロックを,次のドロップダウン・リストより選択します。

システム

メイン・クロックで動作します(デフォルト)。

ユーザ

プログラムで設定されているクロックで動作します。

(3)

[エミュレータとの接続]

このカテゴリでは,E1とホスト・マシンとの接続に関する設定を行います。

注意

E1と接続中にこのカテゴリ内のプロパティを変更することはできません。

図 2.27

[エミュレータとの接続]カテゴリ

 

(a)

[エミュレータシリアルNo.]

接続されているE1のシリアル番号をドロップダウン・リストにすべて表示します。

接続するE1のシリアル番号を指定してください。

なお,ドロップダウン・リストはドロップダウン時に毎回更新します。

(4)

[ターゲット・ボードとの接続]

E1とターゲット・ボードとの接続に関する設定を行います。

注意

E1がCS+に接続している場合,このカテゴリ内のプロパティ値を変更することはできません。
E2の場合,[供給電圧]プロパティのみ変更可能です。

図 2.28

[ターゲット・ボードとの接続]カテゴリ【E1】

(a)

[低電圧OCDボードを使用する]

このプロパティは,選択しているマイクロコントローラが低電圧OCDボードをサポートしている場合のみ表示されます。

低電圧OCDボードを使用するか否かを選択します。

低電圧OCDボードを使用する場合は[はい]を選択してください(デフォルト:[いいえ])。

(b)

[エミュレータから電源供給をする(最大200mA)]

このプロパティは,[低電圧OCDボードを使用する]プロパティが表示されている場合では,[いいえ]を選択した場合のみ表示されます。

E1からターゲット・ボードへ電源を供給するか否かを選択します。

電源を供給する場合は[はい]を選択してください(デフォルト:[いいえ])。

(c)

[電源供給インタフェース]【E2】

このプロパティは,[エミュレータから電源供給をする(最大200mA)]プロパティにおいて,[はい]を選択した場合のみ表示されます。

エミュレータからターゲット・ボードに電源を供給するインタフェースを選択します。(デフォルト:[USER I/F])。

(d)

[供給電圧]

このプロパティは,[エミュレータから電源供給をする(最大200mA)]プロパティにおいて,[はい]を選択した場合のみ表示されます。

ターゲット・ボードへ供給する電圧を選択します(デフォルト:[3.3V])。

(5)

[E2拡張インタフェース]【E2】

E2拡張インタフェースに関する設定を行います。

図 2.29

[E2拡張インタフェース]カテゴリ【E2】

(a)

[E2拡張インタフェースを使用する]

E2拡張インタフェースを使用するか否かを選択します。

E2拡張インタフェースを使用する場合,E2拡張インタフェースの電源を選択してください。

(6)

[フラッシュ]

フラッシュ書き換えに関する設定を行います。

注意

E1がCS+に接続している場合,このカテゴリ内のプロパティ値を変更することはできません。

図 2.30

[フラッシュ]カテゴリ

(a)

[セキュリティID]

このプロパティは,選択しているマイクロコントローラが,フラッシュ・メモリのROMセキュリティ機能(オンチップ・デバッグ・セキュリティID)をサポートしている場合のみ表示されます。

内部ROM,または内部フラッシュ・メモリ上のコードを読み出す際のセキュリティIDを指定します。

直接入力により,20桁の16進数(10バイト:0x0~0xFFFFFFFFFFFFFFFFFFFE)で指定します(デフォルト:[00000000000000000000])。

なお,オンチップ・デバッグ・セキュリティIDについての詳細は,E1のユーザーズ・マニュアルを参照してください。

(b)

[フラッシュ書き換えを許可する]

フラッシュ・メモリの書き換えを許可するか否かを選択します。

許可する場合は[はい]を選択してください(デフォルト)。

なお,[いいえ]を選択した場合,デバッグ・ツールからフラッシュ・メモリ領域に対する書き換え操作が一切できなくなります。

(c)

[ワイド・ボルテージ・モードを使用する]

このプロパティは,選択しているマイクロコントローラが,フラッシュ書き換えのワイド・ボルテージ・モードをサポートしている場合のみ表示されます。

フラッシュ書き換えを行う際に,ワイド・ボルテージ・モードで行うか否かを選択します。

ワイド・ボルテージ・モードで行う場合は[はい]を選択してください(デフォルト)。

(d)

[起動時にフラッシュROMを消去する]

このプロパティは,[フラッシュ書き換えを許可する]プロパティにおいて,[はい]を選択した場合のみ表示されます。

デバッグ・ツールと接続する際に,フラッシュROMの消去を行うか否かを選択します。

消去する場合は[はい]を選択してください(デフォルト:[いいえ])。

なお,このプロパティは,デバッグ・ツールと接続後,自動的に[いいえ]に設定されます。

注意

ホット・プラグイン接続の場合,このプロパティの指定は無視し,フラッシュROMの消去は行いません。

(7)

[ホット・プラグイン]

ホット・プラグイン接続に関する設定を行います。

ただし,このカテゴリは,選択しているマイクロコントローラがホット・プラグイン機能搭載品の場合のみ表示されます。

ホット・プラグイン接続,およびこのカテゴリ内の設定についての詳細は,「2.4.3 デバッグ・ツールをホット・プラグイン接続する【E1】【E20】」を参照してください。