Everything
 

[個別コンパイル・オプション]タブ


本タブでは,1つのCソース・ファイルに対して,次に示すカテゴリごとに詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

なお,本タブは,[共通オプション]タブ,および[コンパイル・オプション]タブの設定内容を継承します。

これらのタブと異なる値を設定した場合は,プロパティが太字表示となります。

 

(1) [デバッグ情報]

(2) [最適化]

(3) [プリプロセス]

(4) [出力コード]

(5) [出力ファイル]

(6) [その他]

備考 1.

本タブは,[ビルド設定]タブ[ビルド]カテゴリの[個別コンパイル・オプションを設定する]プロパティで[はい]を選択した場合のみ表示します。

備考 2.

コンパイラ・ドライバの各オプションについては,Green Hills Software, LLCの「V850/RH850 アプリケーション構築ガイド」を参照してください。CS+のGHS CCRH850ビルド・ツール・プラグインに関して,Green Hills Software, LLCに問い合わせないでください。

注意

本タブはプロジェクトの種類に[空のアプリケーション(GHS CCRH850)],または[ライブラリ(GHS CCRH850)]を指定して作成したプロジェクトの場合のみ表示します。

[各カテゴリの説明]

(1)

[デバッグ情報]

デバッグ情報に関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

Debugging Level

コンパイラ・ドライバの-Gオプションを指定します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

MULTI(-G)

-Gオプションを指定します。

指定しない(オプション指定なし)

-Gオプションを指定しません。

Generate MULTI and Native Information

コンパイラ・ドライバの-dwarf2オプションを指定します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

On(-dwarf2)

-dwarf2オプションを指定します。

指定しない(オプション指定なし)

-dwarf2オプションを指定しません。

(2)

[最適化]

最適化に関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

Optimization Strategy

コンパイラ・ドライバの-Oオプションを指定します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

Optimize for Debuggability (-Odebug)

-Odebugオプションを指定します。

Optimize for General Use (-O)

-Oオプションを指定します。

Optimize for Size (-Osize)

-Osizeオプションを指定します。

Optimize for Speed (-Ospeed)

-Ospeedオプションを指定します。

No Optimizations (-Onone)

-Ononeオプションを指定します。

指定しない(オプション指定なし)

Optimization Strategyを指定しません。

(3)

[プリプロセス]

プリプロセスに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

Include Directories

コンパイラ・ドライバの-Iオプションを指定します。

次のプレースホルダに対応しています。

%ActiveProjectDir% : アクティブ・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ActiveProjectName% : アクティブ・プロジェクト名に置換します。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

%MainProjectDir% : メイン・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%MainProjectName% : メイン・プロジェクト名に置換します。

%MicomToolPath% : 本製品のインストール・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectDir% : プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

%TempDir% : テンポラリ・フォルダの絶対パスに置換します。

%WinDir% : Windowsシステム・フォルダの絶対パスに置換します。

パスはプロジェクト・フォルダを基点とします。

指定したインクルード・パスはサブプロパティとして表示します。

インクルード・パスに大文字,小文字の区別はありません。

デフォルト

Include Directories[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,パス編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

247文字までの文字列

256個まで指定可能です。

ビルド・ツールに指定した全体インクルード・パスも使用する

使用するビルド・ツールの[コンパイル・オプション]タブ[プリプロセス]カテゴリの[Include Directories]プロパティで指定したインクルード・パスも使用してコンパイルするかどうかを選択します。

インクルード・パスは,以下の順で追加します。

-

本タブの[Include Directories]プロパティで指定したパス

-

[コンパイル・オプション]タブの[Include Directories]プロパティで指定したパス

-

[コンパイル・オプション]タブの[システム・インクルード・パス]プロパティに表示しているパス

コンパイラ・ドライバの-Iオプションに相当します。

デフォルト

はい

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

はい

使用するビルド・ツールのプロパティで指定したインクルード・パスも使用してコンパイルします。

いいえ

使用するビルド・ツールのプロパティで指定したインクルード・パスを使用しません。

Define Preprocessor Symbol

コンパイラ・ドライバの-Dオプションを指定します。

マクロ名=定義値」の形式で1行に1つずつ指定します。

指定したマクロはサブプロパティとして表示します。

デフォルト

Define Preprocessor Symbol[定義数]

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

256文字までの文字列

256個まで指定可能です。

(4)

[出力コード]

出力コードに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

Special Data Area

コンパイラ・ドライバの-sdaオプションと-zdaオプションを設定します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

Small Data Area(-sda)

-sdaオプションを指定します。

Small Data Area with Threshold(-sda=size)

-sda=sizeオプションを指定します。

Zero Data Area with Threshold(-zda=size)

-zda=sizeオプションを指定します。

指定しない(オプション指定なし)

Special Data Areaを指定しません。

Threshold Value

コンパイラ・ドライバの-sdaオプション,または-zdaオプションのThreshold Valueを指定します。

なお,本プロパティは,[Special Data Area]プロパティで[Small Data Area with Threshold(-sda=size)],または[Zero Data Area with Threshold(-zda=size)]を選択した場合のみ表示します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力

指定可能値

10進数,または空欄

23-bit SDA

コンパイラ・ドライバの-large_sdaオプションを設定します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

Generate 23-bit SDA relocations for load/store instructions(-large_sda)

-large_sdaオプションを指定します。

指定しない(オプション指定なし)

-large_sdaオプションを指定しません。

(5)

[出力ファイル]

出力ファイルに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

オブジェクト・ファイル名

コンパイル後に生成するオブジェクト・ファイルの名前を指定します。

“.o”以外の拡張子を指定することはできません。

拡張子を省略した場合は,“.o”を自動的に付加します。

空欄の場合は,ソース・ファイル名の拡張子を“.o”に置き換えたものとなります。

コンパイラ・ドライバの-oオプションに相当します。

デフォルト

空欄

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力

指定可能値

259文字までの文字列

(6)

[その他]

コンパイルに関するその他の詳細情報の表示,および設定の変更を行います。

Intermediate Forms of Output

コンパイラ・ドライバの-cオプションを設定します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

ドロップダウン・リストによる選択

指定可能値

Object File(-c)

-cオプションを指定します。

指定しない(オプション指定なし)

-cオプションを指定しません。

コンパイル前に実行するコマンド

コンパイル処理前に実行するコマンドを指定します。

バッチファイルを指定する場合は,call命令を使用してください(例:call a.bat)。

次のプレースホルダに対応しています。

%ActiveProjectDir% : アクティブ・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ActiveProjectName% : アクティブ・プロジェクト名に置換します。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

%CompiledFile% : コンパイル時の出力ファイルの絶対パスに置換します。

%InputFile% : コンパイル対象ファイルの絶対パスに置換します。

%MainProjectDir% : メイン・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%MainProjectName% : メイン・プロジェクト名に置換します。

%MicomToolPath% : 本製品のインストール・フォルダの絶対パスに置換します。

%Options% : ビルド実行時のコマンド・ライン・オプションに置換します。

%OutputDir% : 出力フォルダの絶対パスに置換します。

%OutputFile% : 出力ファイルの絶対パスに置換します。

%Program% : 実行中のプログラム名に置換します。

%ProjectDir% : プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

%TempDir% : テンポラリ・フォルダの絶対パスに置換します。

%WinDir% : Windowsシステム・フォルダの絶対パスに置換します。

先頭行に“#!python”と記述すると,2行目から最終行までの内容をPythonコンソールのスクリプトと判断し,コンパイル処理前にPythonコンソールで実行します。

なお,スクリプト中にはプレースホルダの記述も可能です。

指定したコマンドはサブプロパティとして表示します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

1023文字までの文字列

64個まで指定可能です。

コンパイル後に実行するコマンド

コンパイル処理後に実行するコマンドを指定します。

バッチファイルを指定する場合は,call命令を使用してください(例:call a.bat)。

次のプレースホルダに対応しています。

%ActiveProjectDir% : アクティブ・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ActiveProjectName% : アクティブ・プロジェクト名に置換します。

%BuildModeName% : ビルド・モード名に置換します。

%CompiledFile% : コンパイル時の出力ファイルの絶対パスに置換します。

%InputFile% : コンパイル対象ファイルの絶対パスに置換します。

%MainProjectDir% : メイン・プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%MainProjectName% : メイン・プロジェクト名に置換します。

%MicomToolPath% : 本製品のインストール・フォルダの絶対パスに置換します。

%Options% : ビルド実行時のコマンド・ライン・オプションに置換します。

%OutputDir% : 出力フォルダの絶対パスに置換します。

%OutputFile% : 出力ファイルの絶対パスに置換します。

%Program% : 実行中のプログラム名に置換します。

%ProjectDir% : プロジェクト・フォルダの絶対パスに置換します。

%ProjectName% : プロジェクト名に置換します。

%TempDir% : テンポラリ・フォルダの絶対パスに置換します。

%WinDir% : Windowsシステム・フォルダの絶対パスに置換します。

先頭行に“#!python”と記述すると,2行目から最終行までの内容をPythonコンソールのスクリプトと判断し,コンパイル処理後にPythonコンソールで実行します。

なお,スクリプト中にはプレースホルダの記述も可能です。

指定したコマンドはサブプロパティとして表示します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

[...]ボタンをクリックし,テキスト編集 ダイアログによる編集

サブプロパティはテキスト・ボックスによる直接入力も可能

指定可能値

1023文字までの文字列

64個まで指定可能です。

その他の追加オプション

その他に追加するコンパイル・オプションを入力します。

ここで設定したオプションは,コンパイル・オプション群の最後に付加します。

デフォルト

コンパイル・オプションの設定値

変更方法

テキスト・ボックスによる直接入力,または[...]ボタンをクリックし,文字列入力 ダイアログによる編集

指定可能値

32767文字までの文字列