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2.6.5 解析情報をフィルタ表示する

関数一覧 パネル変数一覧 パネル上の情報値は,フィルタを設定して表示することができます。

設定可能なフィルタの種類は次のとおりです。

 

(1) 項目ごとのカスタム設定によるフィルタ表示

(2) パネルと連携したフィルタ表示

注意

項目ごとのカスタム設定によるフィルタ表示パネルと連携したフィルタ表示は排他使用の機能です。
このため,ここで説明する2つのフィルタ表示機能を同時に有効化することはできません(どちらか一方のフィルタ表示を行っている際に,もう一方のフィルタ表示の設定を行った場合,それまで行っていたフィルタ表示は解除されます)。

(1)

項目ごとのカスタム設定によるフィルタ表示

各項目ごとにカスタムなフィルタの設定を行い,取得した情報値を表示します。

操作は,対象の項目名のフィルタ・アイコン( )をクリックすることで表示される,次のメニュー項目を選択することで行います。

表 2.6

フィルタの設定項目

項目

説明

(すべて)

フィルタを設定しません(フィルタ表示を解除します)。

すべての情報値を表示します。

(カスタム)

詳細なフィルタ条件の設定を行うためのフィルタ設定 ダイアログがオープンし,このダイアログで指定した条件に合致する情報値のみ表示します。

(空白)

空欄(“-”表示)を表示します。

(空白以外)

空欄(“-”表示)を表示しません。

情報値一覧

取得したすべての情報値が文字列としてリスト表示されます。

リスト内より選択した文字列と合致する情報値のみ表示します。

 

[(カスタム)]を選択することでオープンする次のフィルタ設定 ダイアログでは,第1条件と第2条件の2つまでの条件を指定することができ,論理条件指定ボタン([AND]/[OR])の選択により,両条件を1つのフィルタ条件として設定することができます。

ただし,1つの条件のみでフィルタ条件を設定する場合は,第1条件指定エリア(上段)において条件の指定を行ってくだい。

図 2.15

項目ごとのフィルタ設定(フィルタ設定 ダイアログ)

 

なお,フィルタ・アイコンの意味は次のとおりです。

表 2.7

フィルタ・アイコン

アイコン

説明

 

フィルタ表示を行っていないことを示します(デフォルト)。

 

フィルタ表示を行っていることを示します。

(2)

パネルと連携したフィルタ表示

 

(a) プロジェクト・ツリー パネルとの連携

(b) エディタ パネルとの連携

(c) デバッグ・マネージャ パネルとの連携【RH850】

注意

ここで説明するフィルタ表示を行っている際に,「(1) 項目ごとのカスタム設定によるフィルタ表示」の設定を行うと,それまで行っていたパネルと連携したフィルタ表示は解除されます。

備考

ここで説明する次の3つのフィルタ表示は,すべて同時に使用することができます。

(a)

プロジェクト・ツリー パネルとの連携

プロジェクト・ツリー パネルで選択したファイル/カテゴリ内の関数/変数の情報値のみを表示します。

操作は,関数一覧 パネル変数一覧 パネルのツールバーの ボタンをクリックすることでこのフィルタ機能を有効にしたのち,プロジェクト・ツリー パネル上で任意のファイル/カテゴリを選択します(この機能を解除する場合は,再び同ボタンをクリックします)。

なお,プロジェクト・ツリー パネルでの選択対象と,フィルタ表示の対象となる関数/変数の関係は次のとおりです。

表 2.8

プロジェクト・ツリー パネルと連携したフィルタ表示

選択対象

表示対象

アクティブ・プロジェクト内の単一ファイル

単一ファイル内に定義されている関数/変数

アクティブ・プロジェクト内の複数のファイル

複数ファイル内に定義されている関数/変数

アクティブ・プロジェクト内の単一のカテゴリ

単一カテゴリ下のファイル内に定義されている関数/変数

アクティブ・プロジェクト内の複数のカテゴリ

複数カテゴリ下のファイル内に定義されている関数/変数

アクティブ・プロジェクト内のファイルとカテゴリの組み合わせ

ファイル内に定義されている関数/変数,およびカテゴリ下のファイル内に定義されている関数/変数

上記以外

アクティブ・プロジェクトに含まれるすべてのファイル内に定義されている関数/変数

注意

アセンブラ・ソース・ファイルは,解析対象外です。

備考

ヘッダ・ファイルを選択した場合,該当ヘッダ・ファイル内で定義されている関数/変数が表示対象となります。

(b)

エディタ パネルとの連携

エディタ パネル上のキャレット位置の単語で始まる関数/変数の情報値のみを表示します。

操作は,関数一覧 パネル変数一覧 パネルのツールバーの ボタンをクリックすることでこのフィルタ機能を有効にしたのち,エディタ パネル上で任意の関数名/変数名へキャレットを移動します(この機能を解除する場合は,再び同ボタンをクリックします)。

ただし,キャレット位置に単語が存在しない場合(空白やタブ記号の場合など),エディタ パネルと連携したフィルタ表示は行いません。

(c)

デバッグ・マネージャ パネルとの連携【RH850】

現在デバッグ・マネージャ パネルで選択しているPEnと,共通領域(Common)に割り当てられている関数/変数のみを表示します。

操作は,関数一覧 パネル変数一覧 パネルのツールバーの ボタンをクリックすることでこのフィルタ機能を有効します(この機能を解除する場合は,再び同ボタンをクリックします)。

ただし,選択しているマイクロコントローラがマルチコア対応版でない場合,この機能は無効となります。