.IRP疑似命令と.ENDM疑似命令の間にある一連の文をオペランドで指定された実パラメータ(左から順)で仮パラメータを置き換えながら,実パラメータの数だけ繰り返し展開します。
[指定形式]
| シンボル欄 | ニモニック欄 | オペランド欄 | コメント欄 | 
| [ラベル:] | .IRP   : .ENDM | 仮パラメータ[ 実パラメータ[, ... ]] | [; コメント]   [; コメント] | 
[機能]
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- | .IRP疑似命令と.ENDM疑似命令の間にある一連の文(IRP-ENDMブロックと呼びます)をオペランドで指定された実パラメータ(左から順)で仮パラメータを置き換えながら,実パラメータの数だけ繰り返し展開します。 | 
[詳細説明]
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- | .IRP疑似命令に対応する.ENDM疑似命令が,同一ファイル内に存在しない場合は,エラーとなります。 | 
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- | 実パラメータの最大数は利用可能なメモリ量に依存します。 | 
[使用例]
|     .IRP    PAR 0x10, 0x20, 0x30     ADD     A, #PAR     MOV     [DE], A     .ENDM | 
 
アセンブル後は以下のように展開します。
|     ADD     A, #0x10     MOV     [DE], A     ADD     A, #0x20     MOV     [DE], A     ADD     A, #0x30     MOV     [DE], A |