CC-RHでは,C90準拠時(-lang=c指定時)でも,一部のC99規格の仕様が有効です。
//(スラッシュ2つ)より始まり改行までをコメントとします。改行の直前の文字が¥の場合,次の行も続いた1つのコメントとします。
文字列定数とワイド文字列定数を結合した場合,ワイド文字列定数となります。
long long int型をサポートします。long long int型は8バイトの整数型です。
定数値の末尾LLもサポートします。ビット・フィールドの型にも指定可能です。
_Bool型とlong long型のサポートに伴って,整数拡張もC99 の仕様に従います。
_Bool 型とlong long 型のサポートに伴って,既定の実引数拡張もC99 の仕様に従います。
enum型を定義する際,列挙子の列挙の最後の” , (カンマ)”を許可します。
なお,インライン展開についての詳細は「4.2.6.3 インライン展開」を参照してください。
-lang=c99オプション指定時は,C99のinlineキーワードとして扱います。それ以外の場合は,#pragma inline指令と同じ意味です。
long long型の追加に伴い,整数定数の型が変わります。詳細は「4.1.3 データの内部表現と領域」の「(c) 整数定数」を参照してください。