第20章 コンフィギュレータcfg600
基本的に情報ファイルは,規定された形式のデータ羅列であるため,各種エディタを用いて記述することは可能です。しかし,情報ファイルは,記述性/可読性の面で劣ったものとなっているため,記述に際してはかなりの時間と労力を必要とします。
- システム情報ヘッダ・ファイル(kernel_id.h)
システム・コンフィギュレーション・ファイルに記述されたオブジェクト名(タスク名,セマフォ名など)とIDの対応付けを保持した情報ファイルです。アプリケーションからインクルードします。
システム・コンフィギュレーション・ファイルに記述されたオブジェクト名(タスク名,セマフォ名など)とIDの対応付けを保持した情報ファイルです。アプリケーションからインクルードします。
- ROM定義ファイル(kernel_rom.h),RAM定義ファイル(kernel_ram.h)
RI600V4の管理データが記述されたファイルです。これらのファイルは,ブート処理のソースでのみ,インクルードする必要があります。詳細は,「16.2.1 ブート処理関数(PowerON_Reset_PC( ))」を参照してください。
RI600V4の管理データが記述されたファイルです。これらのファイルは,ブート処理のソースでのみ,インクルードする必要があります。詳細は,「16.2.1 ブート処理関数(PowerON_Reset_PC( ))」を参照してください。
- CMTタイマ定義ファイル(ri_cmt.h)
基本クロック割り込み情報(clock)の基本クロック用タイマ・チャネルの選択(timer)にCMT0,CMT,CMT2,CMT3のいずれかを指定した場合は,テンプレート・ファイル(template)で指定されたテンプレートファイルが環境変数LIB600から検索され,ri_cmt.hにリネームされて出力されます。CMTタイマ定義ファイルは,ブート処理のソースでのみ,インクルードする必要があります。詳細は,「16.2.1 ブート処理関数(PowerON_Reset_PC( ))」を参照してください。
基本クロック割り込み情報(clock)の基本クロック用タイマ・チャネルの選択(timer)にCMT0,CMT,CMT2,CMT3のいずれかを指定した場合は,テンプレート・ファイル(template)で指定されたテンプレートファイルが環境変数LIB600から検索され,ri_cmt.hにリネームされて出力されます。CMTタイマ定義ファイルは,ブート処理のソースでのみ,インクルードする必要があります。詳細は,「16.2.1 ブート処理関数(PowerON_Reset_PC( ))」を参照してください。
- -U
未定義割り込みが発生した時にはシステム・ダウンとなりますが,本オプションを指定すると,発生した割り込みのベクタ番号がシステム・ダウン・ルーチンに渡されるようになる(「第13章 システム・ダウン」を参照)ため,デバッグに役立ちます。ただし,RI600V4のコード・サイズが約1.5KB増加します。
未定義割り込みが発生した時にはシステム・ダウンとなりますが,本オプションを指定すると,発生した割り込みのベクタ番号がシステム・ダウン・ルーチンに渡されるようになる(「第13章 システム・ダウン」を参照)ため,デバッグに役立ちます。ただし,RI600V4のコード・サイズが約1.5KB増加します。