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2.15.1 設定状態(有効/無効)を変更する

対象となるイベント名のチェック・ボックスのチェックを変更することで,イベントの設定状態を変更することができます(イベントの設定状態を変更すると,対応してイベント・マークも変化します)。

イベントの設定状態には,次の種類があります。

図 2.99

イベント名のチェック・ボックス

(1):チェック・ボックス

(2):イベント・マーク

(3):イベント名

表 2.19

イベントの設定状態

 

有効状態

指定されている条件の成立で,対象となるイベントが発生します。

チェックを外すことにより,イベントを無効状態にすることができます。

 

無効状態

指定されている条件が成立しても,対象となるイベントは発生しません。

チェックすることにより,イベントを有効状態にすることができます。

 

保留状態

指定されている条件が,デバッグ対象のプログラムでは設定することができません。チェック・ボックスを操作することはできません。

備考 1.

タイマ計測イベントを有効状態にするためには,タイマ開始イベントとタイマ終了イベントの両方の設定が必要となります。

備考 2.

Run-Breakタイマ・イベントを無効状態/保留状態にすることはできません。

備考 3.

イベントの状態は,エディタ パネル/逆アセンブル パネル上のイベント・マークを右クリックすることで表示される,メニューからの選択でも変更することができます。

備考 4.

無条件トレース・イベントとトレース・イベントにおける有効/無効状態の設定は,排他制御となります。このため,ビルトイン・イベントである無条件トレース・イベントは,デフォルトで有効状態で設定されていますが,トレース開始イベント/トレース終了イベントのいずれかが設定されると同時に自動的に無効状態に変更され,トレース開始イベント/トレース終了イベントを1つにまとめたトレース・イベントが有効状態になります。また逆に,設定されているトレース・イベントを無効状態にすると,自動的に無条件トレース・イベントが有効状態となります。