1. 3. 3 RI600V4
RI600V4は,以下に示したモジュールから構成されています。
RI600V4の核となる処理部分,およびRI600V4が提供するサービス・コールの本体処理部分であり,以下に示す機能を提供しています。
- 同期通信機能(セマフォ,イベントフラグ,データ・キュー,メールボックス)
- 拡張同期通信機能(ミューテックス,メッセージ・バッファ)
- メモリ・プール管理機能(固定長メモリ・プール,可変長メモリ・プール)
RI600V4では,様々な実行環境に対応するために,RI600V4が処理を実行する上で必要となるハードウエア依存処理などをユーザ・オウン・コーディング部として切り出し,サンプル・ソース・ファイルを提供しています。これにより,様々な実行環境への移植性を向上させるとともに,カスタマイズを容易なものとしています。
以下に,機能別に切り出されているユーザ・オウン・コーディング部の一覧を示します。
- システム・ダウン(システム・ダウン・ルーチン)
- システム初期化処理(ブート処理,セクション情報)
備考 詳細は,「RI600V4 コーディング編」を参照してください。