設定は,プロパティ パネルの[デバッグ・ツール設定]タブ上の[トレース]カテゴリ内で行います。

収集したトレース・データでトレース・メモリがいっぱいになった際の動作を,次のドロップダウン・リストにより指定します。
このプロパティは,収集するトレース・データの種別を次のドロップダウン・リストにより指定します。
[分岐+データアクセス]のトレース・データを収集することはできません。そのためドロップダウン・リストには表示されません。
[データアクセス]のトレース・データを収集するには,ポイント・トレースにてアドレス条件を設定する必要があります。設定しない場合,データアクセスのトレース情報が取得されません。データアクセスのトレース情報には,指定されたアドレスへのアクセスのみ記録します。なお,トレース・パネルのアドレスには,必ずポイント・トレースで設定した開始アドレス値が表示されます。
ポイント・トレースの詳細については,「2.13.4 条件を満たしたときのみの実行履歴を収集する」を参照してください。
このプロパティは,[トレース・データ種別]プロパティにおいて[分岐+データアクセス]または[データアクセス]を指定した場合にのみ表示されます。
データアクセスのバス・マスタをドロップダウン・リストより指定します。
ドロップダウン・リストには,次のバス・マスタが表示されます。
データアクセスのトレース結果については,指定したバス・マスタからのトレース結果のみをトレースパネルに出力します。
データアクセスのバス・マスタ選択機能が無いマイクロコントローラの場合は,[データアクセスのバス・マスタ]【RX71M, RX66x, RX65x, RX64M, RX671, RX72T, RX72M, RX72Nグループ】プロパティは表示されません。その場合,バス・マスタは[CPU]固定となります。 |
このプロパティは,収集するトレース・データにタイム・スタンプ情報を付加するか否かを指定します。タイム・スタンプを出力する場合,[はい]を指定してください。
【E1(Serial)【RX200シリーズ】】 |
タイム・スタンプのカウント・ソースを0.0001 - 999.999の間で入力してください。
なお,プロパティが空欄の場合,[接続用設定]タブの[クロック]カテゴリ内の[動作周波数[MHz]]プロパティの設定値がカウント・ソースとして代用されます。
このプロパティは,[タイム・スタンプ出力]プロパティにおいて[はい]を指定した場合にのみ表示されます。
タイム・スタンプのカウント・ソースの分周比をドロップダウン・リストより指定します。
[トレース・クロック・カウント・ソース[MHz]]プロパティで指定した周波数をさらに指定した値で分周(周波数を1/n倍に変換)した値が実際のタイム・スタンプの単位(1カウントあたりの周波数)になります。
トレースのタイム・スタンプ分周機能が無いマイクロコントローラの場合は,[トレース・クロック・カウント・ソースの分周比]【RX71M, RX66x, RX65x, RX64M, RX671, RX72T, RX72M, RX72Nグループ】プロパティは表示されません。その場合,[分周なし]固定となります。 |