開発ツール

divh

-	デバイスのdivh命令は次の形式です。

-	DIVH reg1, reg2

-	DIVH reg1, reg2, reg3

-	asrhでは，上記に加えて，次の形式も指定できます。

-	divh imm, reg2

-	divh imm, reg2, reg3

-	“divh imm, reg2”の形式でimmに次のものを指定した場合，アセンブラでは，命令展開が行われ，1つ，または複数個の機械語命令が生成されます。

(a)	0以外の-16～+15の範囲の絶対値式

指定形式

アセンブル結果

divh    imm5, reg

mov     imm5, r1

divh    r1, reg

(b)	-16～+15の範囲を越え，-32768～+32767の範囲の絶対値式

指定形式

アセンブル結果

divh    imm16, reg

movea   imm16, r0, r1

divh    r1, reg

(c)	immに-32768～+32767の範囲を越える絶対値式

immの値の下位16ビットがすべて0の場合

指定形式

アセンブル結果

divh    imm, reg

movhi   HIGHW(imm), r0, r1

divh    r1, reg

上記以外の場合

指定形式

アセンブル結果

divh    imm, reg

mov     imm, r1

divh    r1, reg

(d)	!label，または%labelを持つ相対値式，およびsdata/sbss属性セクションに定義を持つラベルの$labelを持つ相対値式

(e)	#label，またはlabelを持つ相対値式，およびsdata/sbss属性セクションに定義を持たないラベルの$labelを持つ相対値式

-	“divh imm, reg2, reg3”の形式でimmに次のものを指定した場合，アセンブラでは，命令展開が行われ，1つ，または複数個の機械語命令が生成されます。

(a)

指定形式	アセンブル結果
divh 0, reg2, reg3	divh r0, reg2, reg3

(b)	0以外の-16～+15の範囲の絶対値式

指定形式

アセンブル結果

divh    imm5, reg2, reg3

mov     imm5, r1

divh    r1, reg2, reg3

(c)	-16～+15の範囲を越え，-32768～+32767の範囲の絶対値式

指定形式

アセンブル結果

divh    imm16, reg2, reg3

movea   imm16, r0, r1

divh    r1, reg2, reg3

(d)	-32768～+32767の範囲を越える絶対値式

immの値の下位16ビットがすべて0の場合

指定形式

アセンブル結果

divh    imm, reg2, reg3

movhi   HIGHW(imm), r0, r1

divh    r1, reg2, reg3

上記以外の場合

指定形式

アセンブル結果

divh    imm, reg2, reg3

mov     imm, r1

divh    r1, reg2, reg3

(e)	!label，または%labelを持つ相対値式，およびsdata/sbss属性セクションに定義を持つラベルの$labelを持つ相対値式

(f)	#label，またはlabelを持つ相対値式，およびsdata/sbss属性セクションに定義に持たないラベルの$labelを持つ相対値式