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2.17 カバレッジの測定【シミュレータ】

この節では,カバレッジ機能を使用した,カバレッジ測定について説明します。

カバレッジ測定の方法にはいくつかの種類がありますが,CS+では次の領域を対象に,ソース行/関数に対するフェッチ系のコード・カバレッジ測定(C0カバレッジ),および変数に対するアクセス系のデータ・カバレッジ測定を行います。

CS+では,次の両領域がカバレッジ測定の対象となります。

 

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内蔵ROM領域(アドレス0x000000~ 0x0FFFFF)の1Mバイト空間(固定の測定領域)

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上記の固定測定領域以外の任意の1Mバイト空間(「2.17.1 カバレッジ測定の設定をする」参照)

備考 1.

C0カバレッジ:命令網羅率(ステートメント・カバレッジ)
たとえば, コード内のすべての命令(ステートメント)を 少なくとも1 回は実行した場合,C0 = 100%となります。

備考 2.

マルチコア対応版を対象とした“カバレッジの測定”については,「2.9 コア(PE)の選択」も参照してください。