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2.11 I/Oヘッダ・ファイルを自動更新する

アプリケーション・プロジェクト新規作成時に,選択したデバイスに対応するI/Oヘッダ・ファイルが自動で生成されます。

デバイス・ファイルのアップデートなどに対し,自動でI/Oヘッダ・ファイルを更新する必要がある場合は,以下の方法で更新してください。

 

I/Oヘッダ・ファイルは,アプリケーション・プロジェクト新規作成時に“iodefine.h”として自動で生成され,プロジェクト・ツリーに登録されます。

図 2.70

I/Oヘッダ・ファイル(iodefine.h)

 

備考 1.

I/Oヘッダ・ファイルはプロジェクト・ファイルと同じフォルダに生成されます。すでに同名ファイルが存在していた場合,既存のファイルを“iodefine.bak”にリネームしてバックアップします。

備考 2.

選択しているマイクロコントローラがFAAを搭載している場合,FAA用iodefineインクルード・ファイル(iodefine_faa.inc) も同時に出力されます。出力先フォルダおよび同名ファイル存在時のバックアップ処理は,I/Oヘッダ・ファイルと同様です。

 

I/Oヘッダ・ファイルを更新するタイミング,および更新方法を以下に示します。

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プロジェクトのオープン時

CS+は,プロジェクトのオープン時にデバイス・ファイルのバージョンをチェックします。

デバイス・ファイルが更新されており,I/Oヘッダ・ファイルの更新が必要な可能性がある場合,出力 パネルにメッセージが表示されます。必要に応じて,以下の方法でI/Oヘッダ・ファイルを更新してください。

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プロジェクト・ツリー パネルにおいて,ビルド・ツール・ノードを選択したのち,コンテキスト・メニュー→[I/Oヘッダ・ファイル生成]を選択

図 2.71

[I/Oヘッダ・ファイル生成]項目

 

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ビルド時

ビルド操作を行ったとき,およびビルドの直前にも自動でI/Oヘッダ・ファイルを更新することができます。

プロパティ パネル[I/Oヘッダ・ファイル生成オプション]タブの[ビルド時にI/Oヘッダ・ファイルを更新する]プロパティを設定してください。更新する条件も同じカテゴリのプロパティにて変更することができます。

図 2.72

[ビルド時にI/Oヘッダ・ファイルを更新する]プロパティ

 

備考

選択しているマイクロコントローラがFAAを搭載している場合にFAA用iodefineインクルード・ファイル(iodefine_faa.inc) を同時に出力するかどうかは [FAA用iodefineインクルード・ファイルを生成する] プロパティで設定します。出力タイミングはI/Oヘッダ・ファイルと同様です。