空き領域の充てんを行うには,ヘキサ・ファイルの出力範囲を設定する必要があります。なお,空き領域の充てんを行うためのプロパティは,ヘキサ・ファイルの出力範囲を設定すると表示されます。
プロジェクト・ツリーでビルド・ツール・ノードを選択し,プロパティ パネルの[ヘキサ出力オプション]タブを選択します。
ヘキサ・ファイルの出力範囲の設定は,[出力ファイル]カテゴリの[分割出力ファイル]プロパティで行います。
![](Build-RX_Jpn-55.gif)
[...]ボタンをクリックすると,テキスト編集 ダイアログがオープンします。
![](Build-RX_Jpn-56.gif)
[テキスト]に分割出力ファイル名を「ファイル名=先頭アドレス-終了アドレス」(先頭アドレス,終了アドレス:出力範囲の先頭アドレス,終了アドレス),または「ファイル名=セクション名」(セクション名:出力するセクション名)の形式で1行に1つずつ入力します。
セクション名を複数指定する場合は,「ファイル名=セクション名:セクション名」のように,コロンで区切って入力します。
[OK]ボタンをクリックすると,入力した分割出力ファイル名がサブプロパティとして表示されます。
![](Build-RX_Jpn-57.gif)
分割出力ファイル名の変更は,[...]ボタン,またはサブプロパティのテキスト・ボックスへの直接入力により行うことができます。
[ヘキサ・フォーマット]カテゴリの[出力範囲のメモリの空き領域をデータで充てんする]プロパティで[はい(乱数)(-SPace=Random)]を選択してください。
![](Build-RX_Jpn-58.gif)
[ヘキサ・フォーマット]カテゴリの[出力範囲のメモリの空き領域をデータで充てんする]プロパティで[はい(データ指定)(-SPace=<数値>)]を選択すると,[空き領域出力データ]プロパティを表示します。
![](Build-RX_Jpn-59.gif)