-D
アセンブラ・シンボルを定義します。
[指定形式]
-Dname[=def][name[=def]]...
-
省略時解釈
なし
[詳細説明]
アセンブラ・シンボルとしてnameを定義します。
defの指定方式は次の通りです。
整数値のみ指定可能
整数値以外を指定した場合は0とみなす
整数値は10進,prefix方式の8進(0...),16進記法(0x...)が可能
先頭の-符号は指定可能だが,+符号は不可
負数は2の補数に変換される
アセンブリ・ソース・プログラムの前に,name .SET defを記述するのと同等です。
nameを省略した場合は,エラーとなります。
=defを省略した場合,defは1とみなします。
本オプションは,複数指定が可能です。
同じアセンブラ・シンボルに対して,本オプションと-Uオプションを同時に指定した場合は,あとから指定したものが有効となります。
[使用例]
アセンブラ・シンボルとして sample=256を定義します。
>asrh -Dsample=256 -Xcommon=rh850 main.asm