CC-RHでは,3つのレジスタ・モードが提供されています。レジスタ・モードを効率的に指定することにより,割り込み処理時やタスク切り替え時に,一部のレジスタの退避/復帰処理が不要となり,処理速度が高められます。レジスタ・モードの指定は,CC-RHのレジスタ・モード指定オプション(-Xreg_mode)によって行います。この機能は,CC-RHが内部で使用するレジスタの本数を段階的に抑制し,次の効果が期待できます。
CC-RHによるレジスタ割り付けの対象となる変数の多いアプリケーション・プログラムでは,レジスタ・モードの指定によって,それまでレジスタに割り付けられていた変数がメモり・アクセスとなり,その分,処理速度が低下することがあります。 |
次表,および次図に,CC-RHのレジスタ・モードとして提供されている3つのモードを示します。