インストラクションは、アセンブルの結果、オブジェクト・コード(機械語)に変換されますが、疑似命令は、原則としてオブジェクト・コードに変換されません。
疑似命令は、主に次の機能を持ちます。
- | アセンブラ、リンカがその処理を行うために必要となる情報を与えます。 |
次に、疑似命令の種類を示します。
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リンク制御擬似命令
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.SECTION, .GLB, .RVECTOR
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アセンブル制御擬似命令
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.EQU, .END, .INCLUDE
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アドレス制御擬似命令
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.ORG, .OFFSET, .ENDIAN, .BLKB, .BLKW, .BLKL, .BLKD, .BYTE, .WORD, .LWORD, .FLOAT, .DOUBLE, .ALIGN
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マクロ制御擬似命令
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.MACRO, .EXITM, .LOCAL, .ENDM, .MREPEAT, .ENDR, ..MACPARA, ..MACREP, .LEN, .INSTR, .SUBSTR
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コンパイラ専用制御擬似命令
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._LINE_TOP, ._LINE_END, .SWSECTION, .SWMOV, .SWITCH, .INSTALIGN
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以降、各疑似命令について詳細な説明を行います。