[ダウンロード・ファイル設定]タブでは,次に示すカテゴリごとに詳細情報の表示,および設定の変更を行います。
なお,ダウンロード方法については,「2.6  ダウンロード/アップロード」を参照してください。
 
(1)  [ダウンロード]
(2)  [デバッグ情報]
[各カテゴリの説明]
ダウンロードに関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。
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ダウンロードするファイル 
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ダウンロードするファイルを指定します注1。 
サブプロパティとして,ダウンロードするファイル名,およびダウンロード条件を下段に展開表示します。 
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デフォルト 
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[ダウンロードするファイルの数] 
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変更方法 
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ダウンロード・ファイル ダイアログによる選択 
ダウンロード・ファイル ダイアログは,このプロパティを選択すると欄内右端に表示される[...]ボタンをクリックすることでオープンします(このパネル上でダウンロード・ファイルを指定することはできません)。 
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ダウンロード後にCPU をリセットする 
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ダウンロード後にCPUをリセットするか否かを選択します。 
なお,このプロパティは,選択しているマイクロコントローラがダウンロード完了後常にCPUをリセットする場合は表示されません。 
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デフォルト 
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はい 
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変更方法 
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ドロップダウン・リストによる選択 
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指定可能値 
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はい 
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ダウンロード後にCPUをリセットします。 
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いいえ 
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ダウンロード後にCPUをリセットしません。 
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ダウンロード・モードの選択 
(【シミュレータ】以外) 
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フラッシュROMへダウンロードを行う際のダウンロード・モードを選択します。 
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デフォルト 
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スピード優先 
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変更方法 
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ドロップダウン・リストによる選択 
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指定可能値 
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スピード優先 
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先頭データと最終データ間の空き領域はFFHで補完されます。書き込みデータの量を減らすため,ダウンロード速度は速くなります。 
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データ優先 
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空き領域はダウンロード前の値が保持されます。 
空き領域のデータを一度読み込むため,ダウンロード速度は非常に遅くなります。 
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ダウンロード前にフラッシュROMを消去する 
(【シミュレータ】以外) 
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ダウンロード前にフラッシュROMを消去するか否かを選択します。 
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デフォルト 
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いいえ 
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変更方法 
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ドロップダウン・リストによる選択 
ただし,[ダウンロード・モードの選択]プロパティにおいて[データ優先]を選択した場合は変更不可 
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指定可能値 
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はい 
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ダウンロード前にフラッシュROMを消去します。 
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いいえ 
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ダウンロード前にフラッシュROMを消去しません。 
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イベント設定位置の自動変更方法 
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再ダウンロードすることにより,現在設定されているイベントの設定位置(アドレス)が命令の途中になる場合の再設定方法を選択します注2。 
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デフォルト 
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イベントを保留にする 
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変更方法 
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ドロップダウン・リストによる選択 
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指定可能値 
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命令の先頭に移動する 
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命令の先頭アドレスに対象イベントを再設定します。 
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イベントを保留にする 
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対象イベントを保留状態にします。 
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予約領域の上書きをチェックする 
【E1】【E20】 
【EZ Emulator】 
【COM Port】 
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ダウンロードの際に,エミュレータが使用する予約領域に対して上書きした場合に,メッセージを出力するか否かを選択します。 
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デフォルト 
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はい 
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変更方法 
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ドロップダウン・リストによる選択 
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指定可能値 
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はい 
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予約領域に上書きした場合,メッセージを出力します。 
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いいえ 
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予約領域に上書きしても,メッセージを出力しません。 
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FAAソース内で定義したコード・セクション名 
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FAAソース内で定義したコード・セクション名を指定する。 
このプロパティは,選択しているマイクロコントローラが本機能をサポートしている場合,かつ[接続用設定]内の[FAA]カテゴリの[FAAをデバッグする]プロパティが[はい]の場合にのみ表示される。 
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デフォルト 
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空欄 
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変更方法 
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キーボードからの直接入力 
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指定可能値 
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32767 文字までの文字列 
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FAAソース内で定義したデータ・セクション名 
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FAAソース内で定義したコード・セクション名を指定する。 
このプロパティは,選択しているマイクロコントローラが本機能をサポートしている場合,かつ[接続用設定]内の[FAA]カテゴリの[FAAをデバッグする]プロパティが[はい]の場合にのみ表示される。 
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デフォルト 
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空欄 
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変更方法 
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キーボードからの直接入力 
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指定可能値 
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32767 文字までの文字列 
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注 1.  | メイン・プロジェクト/サブプロジェクトでビルド対象に指定しているファイルは,ダウンロードの対象ファイルから削除することはできません(デフォルトで自動的にダウンロード・ファイルとして登録されます)。 
なお,ダウンロード可能なファイル形式については,「表 2.2  ダウンロード可能なファイル形式」を参照してください。  | 
 
注 2.  | デバッグ情報がないイベント設定位置のみが対象となります。デバッグ情報がある場合のイベント設定位置は,常にソース・テキスト行の先頭に移動します。  | 
 
デバッグ情報に関する詳細情報の表示,および設定の変更を行います。
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CPUリセット後に指定シンボル位置まで実行する 
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CPUリセット後に,プログラムを指定シンボル位置まで実行するか否かを選択します。 
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デフォルト 
 | 
 
はい 
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変更方法 
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ドロップダウン・リストによる選択 
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指定可能値 
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はい 
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プログラムを指定シンボル位置まで実行します。 
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いいえ 
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CPUリセット後にプログラムを実行しません。 
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指定シンボル 
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CPUリセット後に,プログラムを実行して停止する位置を指定します。 
なお,このプロパティは,[CPUリセット後に指定シンボル位置まで実行する]プロパティにおいて[はい]を選択した場合のみ表示されます。 
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デフォルト 
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_main 
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変更方法 
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キーボードからの直接入力 
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指定可能値 
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0~“アドレス空間の終了アドレス”のアドレス式 
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メモリ使用量の上限サイズ[Mバイト] 
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デバッグ情報の読み込みで使用するメモリ・サイズの上限値を指定します注。 
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デフォルト 
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500 
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変更方法 
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キーボードからの直接入力 
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指定可能値 
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100~1000の10進数値 
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注  | 上限値を小さくした場合,デバッグ情報の破棄と再読み込みが頻繁に行われるため,デバッグ・ツールの応答性が低下する場合があります。  |