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ploc_mtx

概要
ミューテックスのロック(ポーリング)
C言語形式
 ER      ploc_mtx ( ID mtxid );
パラメータ
I/O
パラメータ
説明
I
 ID      mtxid;
ミューテックスのID

機能
mtxidで指定されたミューテックスをロックします。
ただし,本サービス・コールを発行した際,対象ミューテックスをロックすることができなかった(すでに他タスクがロックしていた)場合には,戻り値としてE_TMOUTを返します。
ミューテックスのロック時には,自タスクの現在優先度を対象ミューテックスの上限優先度に変更します。ただし,自タスクがすでに他のミューテックスをロックしており,かつ対象ミューテックスの上限優先度がロック済みのミューテックスの上限優先度以下の場合は,自タスクの現在優先度は変更しません。
備考 RI600V4では,対象ミューテックスをロック状態へと遷移させたタスクがロック状態を解除することなく,本サービス・コールを再発行(ミューテックスの多重ロック)した際には,戻り値としてE_ILUSEを返します。
戻り値
マクロ
数値
意味
E_OK
0
正常終了
E_ID
-18
不正ID番号
- mtxid≦0
- mtxidVTMAX_MTX
E_CTX
-25
コンテキスト・エラー
- 非タスクから本サービス・コールを発行した。
- CPUロック状態から本サービス・コールを発行した。
- 「PSW.IPL > カーネル割り込みマスクレベル」の状態から本サービス・コールを発行した。
E_ILUSE
-28
サービス・コール不正使用
- 自タスクはすでに対象ミューテックスをロック済み
- 上限優先度違反(自タスクのベース優先度 < 対象ミューテックスの上限優先度)
E_TMOUT
-50
ポーリング失敗