17.5.7	 固定長メモリ・プール情報
 といった項目を個々の固定長メモリ・プールに対して定義します。
 
 なお,固定長メモリ・プール情報として定義可能な数は,1つのIDに対して1個に限られます。
 
 以下に,固定長メモリ・プール情報の記述形式を示します。
 
  	
  
  
    
 CRE_MPF ( mpfid, { mpfatr, blkcnt, blksz[:sec_nam ], mpf } );
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 以下に,固定長メモリ・プール情報で記述する項目について示します。
 
 固定長メモリ・プールのIDを指定します。
なお,
mpfidとして指定可能な値は“0x1~0xff,または名前”に限られます。
 
 備考	 
mpfidに“名前”を指定した場合,CF850V4はIDの自動割り付け処理を行います。なお,名前とIDの対応は,下記形式でシステム情報ヘッダ・ファイルに出力されます。
 
 #define mpfid   	数値
 固定長メモリ・プールの属性(キューイング方式)を指定します。
なお,
mpfatrとして指定可能な値は“TA_TFIFO,TA_TPRIのいずれか”に限られます。
 
 TA_TFIFO:	固定長メモリ・ブロックの獲得要求を行った順
 
 固定長メモリ・プールの全メモリ・ブロック数を指定します。
なお,
blkcntとして指定可能な値は“0x1~0x7fff”に限られます。
 
 4 )	 ブロック単位サイズ
blksz,メモリ領域名
sec_nam
 
 1ブロック当たりのサイズ(単位:バイト),および固定長メモリ・プール用に確保するメモリ領域の名前を指定します。
なお,
blkszとして指定可能な値は“0x1~0x7ffffffcの4バイト境界値”に,
sec_namとして指定可能な値は“
メモリ領域情報で定義したメモリ領域名
sec_nam”に限られます。
 
 備考	 
sec_namの指定を省略した場合,固定長メモリ・プール用に確保するメモリ領域は“.kernel_workセクション”となります。
 
 システム予約領域です。
なお,
mpfとして指定可能な値は“NULL”に限られます。