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-misra2012 【Professional版のみ】 【V1.02以降】


MISRA-C:2012ルールによるソース・チェックを行います。

[指定形式]

-misra2012=item[=value]

 

-

省略時解釈

MISRA-C:2012ルールによるソース・チェックを行いません。

[詳細説明]

-

MISRA-C:2012ルールによるソース・チェックを行います。
指定したチェック項目itemに該当した場合,メッセージを出力します。

-

itemに指定可能なものを以下に示します。
これ以外のものを指定した場合は,エラーとなります。
なお,ルールの分類が“mandatory”になっているルールは,以下の指定に関わらず必ずチェック対象となります。

チェック項目(item

パラメータ(value

説明

all

なし

サポートしているすべてのルールをチェック対象とします。

apply

num[,num]...

サポートしているルールのうち,numで指定した番号のルールをチェック対象とします。

ignore

num[,num]...

サポートしているルールのうち,numで指定した番号以外のルールをチェック対象とします。

required

なし

サポートしているルールのうち,ルールの分類が“mandatory”および“required”になっているルールをチェック対象とします。

required_add

num[,num]...

サポートしているルールのうち,ルールの分類が“mandatory”および“required”になっているルールとnumで指定した番号のルールをチェック対象とします。

required_remove

num[,num]...

サポートしているルールのうち,ルールの分類が“required”になっているルールからnumで指定した番号を除いたルールをチェック対象とします。

file

サポートしているルールのうち,指定したファイルfileに記載した番号のルールをチェック対象とします。

ファイル内では,1行につき1ルール番号を指定します。

-

V1.09以降では,MISRA-C:2012 Amendment 1をもとに,次のルール番号をサポートしています。

これ以外のものを指定した場合は,エラーとなります。

2.2 2.6 2.7

3.1 3.2

4.1 4.2

5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 5.6 5.7 5.8 5.9

6.1 6.2

7.1 7.2 7.3 7.4

8.1 8.2 8.3 8.4 8.5 8.6 8.8 8.9 8.11 8.12 8.13 8.14

9.1 9.2 9.3 9.4 9.5

10.1 10.2 10.3 10.4 10.5 10.6 10.7 10.8

11.1 11.2 11.3 11.4 11.5 11.6 11.7 11.8 11.9

12.1 12.2 12.3 12.4 12.5

13.1 13.2 13.3 13.4 13.5 13.6

14.2 14.3 14.4

15.1 15.2 15.3 15.4 15.5 15.6 15.7

16.1 16.2 16.3 16.4 16.5 16.6 16.7

17.1 17.3 17.4 17.5 17.6 17.7 17.8

18.4 18.5 18.7

19.2

20.1 20.2 20.3 20.4 20.5 20.6 20.7 20.8 20.9 20.10 20.11 20.12 20.13 20.14

21.1 21.2 21.3 21.4 21.5 21.6 21.7 21.8 21.9 21.10 21.11 21.12 21.13 21.15 21.16

-

itemを省略した場合は,エラーとなります。

[使用例]

-

MISRA-C:2012ルール番号5.2,5.3のルールをチェック対象としたソース・チェックを行います。
分類が“mandatory”のルールもチェック対象になります。

>ccrl -misra2012=apply=5.2,5.3 -cpu=S2 -dev=dr5f100pj.dvf main.c

[注意]

-

本オプションをStandard版コンパイラで指定するとエラーとなります。

-

MISRA-C:2004ルールによるソース・チェックを同時に行うことはできません。