CC-RLは,C言語やアセンブリ言語で記述したソース・プログラムから,ターゲット・システムで実行可能なファイルを生成します。
以下のコマンドで構成されており,1つのコンパイル・ドライバ(ccrl)がコンパイルからリンクまでの全フェーズを制御します。また,ライブラリジェネレータ(lbgrl)を使用して,標準ライブラリを作成します。
Cソース・プログラムに対して,プリプロセス指令の処理,コメント処理,最適化を行い,アセンブリ・ソース・プログラムを生成します。
アセンブリ・ソース・プログラムを機械語命令に変換して,再配置可能なオブジェクト・ファイルを生成します。
オブジェクト・ファイル,ライブラリ・ファイルをリンクし,ターゲット・システムで実行可能なオブジェクト・ファイル(ロード・モジュール・ファイル)を生成します。
また,組み込みアプリケーション向けのROMイメージ作成支援,リロケータブル・ファイル結合時の最適化,ライブラリ・ファイルの作成や編集,インテル拡張ヘキサ・ファイルやモトローラ・Sタイプ・ファイルへの変換,saddr変数やcallt関数の宣言を記述した変数/関数情報ファイルの生成を行います。
標準ライブラリを生成するツールです。標準ライブラリを生成する際,任意のコンパイル・オプションを指定することができます。