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11.1.2 ポインタを介したレジスタ・アクセス

コンパイラの生成コード中で使用するレジスタを,ポインタを介してアクセスすると不正動作になることがあります。

コンパイラは,使用中のレジスタがポインタを介してアクセスされないことを前提としたコードを生成するためです。

以下のレジスタをポインタを介してアクセスする場合,プログラムの動作を保証しません。

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使用する可能性のあるレジスタ・バンクに所属する汎用レジスタ

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SP

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PSW

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CS

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ES

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PMC

*(int __near *)0xfef8 = 7;      //0xffef8は,バンク0のaxレジスタのアドレスなので,
                                //この記述を含み,かつバンク0を使用するプログラムの動作を
                                //保証しない