マスタとアプリケーションをビルドするときは、構成するオブジェクト間でPIC/PID機能に関係するオプション指定を合わせておく必要があります。
以下に、オブジェクトごとのコンパイル時のオプションの指定規則と、組み合わせて利用できるオブジェクトのオプション指定の制限について示します。
マスタをビルドするときは、PIC/PID機能オプションを表 8.6のように指定してください。
表 8.6 | マスタ内のPIC/PID機能オプションの指定規則 |
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1
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pic
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× 指定不可
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picの指定なし
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2
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pid
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× 指定不可
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pidの指定なし
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3
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nouse_pid_register
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△ 標準ライブラリ、スタートアップ内のPIDレジスタ設定箇所以外は指定可
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制限なし
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4
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fint_register
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○ 指定可
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同一パラメータのfint_registerの指定が必須
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5
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base
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○ 指定可
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同一パラメータのbaseの指定が必須
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アプリケーションをビルドするときは、PIC/PID機能オプションを表 8.7のように指定してください。
表 8.7 | アプリケーション内のPIC/PID機能オプションの指定規則 |
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1
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pic
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○ 指定可
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picの指定が必須
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2
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pid
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○ 指定可
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pidの指定が必須
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3
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nouse_pid_register
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× 指定不可
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nouse_pid_registerの指定なし
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4
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fint_register
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○ 指定可
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同一パラメータのfint_registerの指定が必須
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5
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base
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○ 指定可
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同一パラメータのbase*1の指定が必須
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注 1. | pid指定時はbase=rom=<レジスタ>の指定はできません。 |
マスタとアプリケーションはそれぞれPIC/PID機能オプションを表 8.8のように指定する必要があります。
表 8.8 | マスタとアプリケーション間のPIC/PID機能オプションの組み合わせ規則 |
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1
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pic
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制限なし
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2
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pid
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アプリケーションからマスター上の関数を呼び出す場合は、nouse_pid_registerが必須
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3
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fint_register
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同一パラメータのfint_registerが必須
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4
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base
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同一パラメータのbase*1が必須
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注 1. | pid指定時はbase=rom=<レジスタ>の指定はできません。 |