2.14.3.3 タイマ計測イベントを編集する【E1】【E20】【EZ Emulator】

開始イベント,および終了イベントを設定したタイマ計測イベントの詳細情報は,タイマ計測詳細設定ダイアログ【E1】【E20】【EZ Emulator】にて編集します。このダイアログは,イベント パネル上にて編集したいタイマ計測イベントを選択してコンテキスト・メニューの[条件の編集...]を選択することで表示します。

(1)

計測項目を編集する場合

タイマ計測詳細設定ダイアログでは,計測項目として次から指定できます。

計測項目

機能

経過サイクル

指定区間の経過サイクル数(ICLK)を計測します。

経過サイクル(スーパバイザモードサイクル)

スーパバイザモードにいる間の経過サイクル数(ICLK)を計測します。

例外・割り込み処理サイクル

例外処理を含む割り込み処理に要したサイクル数(ICLK)を計測します。

例外処理サイクル

例外処理に要したサイクル数(ICLK)を計測します。

割り込み処理サイクル

割り込み処理に要したサイクル数(ICLK)を計測します。

有効命令発行回数

実行完了した命令数を計測します。

例外・割り込み受け付け回数

例外処理を含む割り込みを受け付けた回数を計測します。

例外受付回数

例外処理が発生した回数を計測します。

割り込み受付回数

割り込みを受け付けた回数を計測します。

【RX200シリーズ】
計測項目には,[経過サイクル]のみが表示されます。

備考 1.

経過サイクル,例外・割り込み処理サイクル,例外処理サイクル,割り込み処理サイクルを指定した場合は,総実行時間を計測します。

備考 2.

有効命令発行回数,例外・割り込み受付回数,例外受付回数,割り込み受付回数を指定した場合は,通過回数(パスカウント)を計測します。

備考 3.

平均実行時間,最大実行時間,最小実行時間は測定できません。

(2)

一度だけ計測を編集する場合

[一度だけ計測]プロパティを[はい]と指定することで指定区間を一度だけ計測してタイマ計測を終了します。なお,指定区間を通過した合計値を計測する場合,[いいえ]を指定してください。

備考

【RX600シリーズ】
以下の計測実施中にタイマ開始イベントおよびタイマ終了イベントが成立しても,一度も計測条件が成立しなかった場合,計測結果は表示されません。
-有効命令発行回数
-例外・割り込み受け付け回数
-例外受付回数
-割り込み受付回数




注意

【RX600シリーズ】
[はい]を指定した場合,タイマ開始イベントは,イベントが2回成立するとタイマ終了イベントが成立していなくても計測を停止します。