2.9.2.3 PC値を変更してから実行する

カレントPC値を任意の箇所に強制的に変更したのち,プログラムを実行します。

この操作を行うには,まず,エディタ パネル/逆アセンブル パネルにおいて,プログラムの実行を開始したい行/命令にキャレットを移動したのち,コンテキスト・メニューの[PCをここに設定]を選択します(カレントPC値が現在キャレットのある行/命令のアドレスに変更されます)。

次に,「2.9.2.2 現在のアドレスから実行する」で示した,いずれかの実行方法を行います。

注意

ソフトウェア・ブレークポイントおよびハードウェア・ブレーク(実行前ブレーク)ポイントで停止後,再度そのアドレスから実行を再開した場合,一度そのアドレスをステップ実行により実行してから実行を継続するので,リアルタイム性はなくなります。 なお,このステップ実行で成立したイベントは,その後の実行時にクリアされます。このため,トレースおよびタイマ計測の開始イベントがこのステップ実行で成立した場合,再度イベントが成立するまでトレース取得もタイマ計測も開始しません。また,ブレークおよびトレース開始組み合わせイベントも同様に,ステップ実行で成立したイベントはAND / シーケンシャルの対象になりません。