E.5 ビルドを実行する

ここでは,デバッグ専用プロジェクトに対するビルドの実行に関する操作を説明します。

(1)

ビルドの種類

デバッグ専用プロジェクトにおいて,外部ビルド・ツールと連携可能なビルド関連の操作には,以下の種類があります。

表 E.1

ビルドの種類

種類

説明

ビルド

プロパティ パネルの[ビルド]カテゴリの[プロジェクトのビルド時に実行するコマンド]プロパティで設定したコマンドを実行します。

更新したファイルのみビルドを実行することができます

→「E.5.1 ビルドを実行する」参照

リビルド

プロパティ パネルの[ビルド]カテゴリの[プロジェクトのクリーン時に実行するコマンド]プロパティで設定したコマンドを実行したのち,同カテゴリの[プロジェクトのビルド時に実行するコマンド]プロパティで設定したコマンドを実行します。

ビルド対象のすべてのファイルのビルドを実行することができます

→「E.5.2 リビルドを実行する」参照

クリーン

プロパティ パネルの[ビルド]カテゴリの[プロジェクトのクリーン時に実行するコマンド]プロパティで設定したコマンドを実行します。

ビルドの実行により出力された中間ファイル,生成ファイルなどをすべて削除することができます

→「E.5.3 クリーンを実行する」参照

ラピッド・ビルド

ファイルの編集/保存と平行してビルドを実行します。

→「E.5.4 ラピッド・ビルドを実行する」参照

バッチ・ビルド

プロジェクトが持つビルド・モードを一括してビルドを実行します。

→「E.5.5 バッチ・ビルドを実行する」参照

プロパティ パネルにおいて,適切なコマンドが設定されている必要があります(「E.4.1 コマンドを設定する」参照)。

(2)

実行結果の表示

ビルドの実行結果(外部ビルド・ツールからの標準出力,および標準エラー出力)は,出力 パネルの各タブに表示します。

-

ビルド/リビルド/バッチビルドの場合
→[すべてのメッセージ]タブ,および[ビルド・ツール]タブ

-

ラピッド・ビルドの場合
→[ラピッド・ビルド]タブ

図 E.27

ビルドの実行結果(ビルド/リビルド/バッチ・ビルドの場合)

図 E.28

ビルドの実行結果(ラピッド・ビルドの場合)

備考

[ラピッド・ビルド]タブの表示文字列は,淡色表示になります。