2.18 シミュレータGUIの使用【シミュレータ】

この節では,シミュレータGUIの使用方法について説明します。

なお,この節で説明するシミュレータGUIは,選択しているマイクロコントローラのシミュレータが周辺機能シミュレーションをサポートしている場合のみ提供する機能です。

シミュレータGUIのすべての操作は,次のシミュレータGUI ウインドウより行います。このウインドウは,選択しているマイクロコントローラのシミュレータが周辺機器シミュレーションをサポートしている場合で,かつ使用するデバッグ・ツールに“シミュレータ”を選択している場合,デバッグ・ツールと接続すると自動的にオープンします(デフォルト)。

備考

シミュレータGUI ウインドウ,およびこのウインドウよりオープンする各種ウインドウは,CS+のメイン・ウインドウとドッキング表示することはできません。

図 2.174

シミュレータGUIを使用する(シミュレータGUI ウインドウ)

 

なお,シミュレータGUI ウインドウの表示に関する設定は,次のプロパティ パネル[デバッグ・ツール設定]タブ上の[シミュレータGUI]カテゴリ内で行うことができます。

必要に応じて,次の設定を行ってください。

注意

デバッグ・ツールと接続後,選択しているマイクロコントローラのシミュレータが周辺機能シミュレーションをサポートしていない(命令シミュレーション版)場合,このカテゴリ内のプロパティはすべて無効となります。

図 2.175

[シミュレータGUI]カテゴリ

(1)

[シミュレータGUIを表示する]

シミュレータGUI ウインドウを表示するか否かを選択します。

シミュレータGUIの機能を使用する場合は[はい]を選択してください(デフォルト)。

シミュレータGUIの機能を使用しない場合は[いいえ]を選択することにより,シミュレータGUI ウインドウがクローズします。

(2)

[実行開始時に最前面表示する]

このプロパティは,[シミュレータGUIを表示する]プロパティにおいて[はい]を選択した場合のみ表示されます。

プログラムの実行開始時に,シミュレータGUI ウインドウを最前面に表示するか否かを選択します。

最前面に表示する場合は[はい]を選択してください(デフォルト)。