3.12 標準ライブラリ関数

CA78K0の標準ライブラリ関数のうち,va_starttop, va_start_banked, va_starttop_bankedの関数呼び出しを,CC-RLの標準ライブラリ関数に変換します。通常の標準ライブラリ関数については,同一関数が使用できるため,変換しません。

 

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CA78K0用標準ライブラリのヘッダ・ファイルをCcnvCA78K0で変換して,CC-RLで用いないでください。CC-RL用標準ライブラリのヘッダ・ファイルを使用してください。

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関数名の変換は文字列置換であるため,同名のマクロ名,変数名,タグ名等が存在する場合は,それらも変換します。

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CC-RLの標準ライブラリは引数や戻り値の型に__near/__farが指定されているため,変換後に引数や戻り値の型が合わなくなる場合があります。CC-RLのユーザーズ・マニュアルをご確認の上,手動で修正してください。

 

表 3.6

標準ライブラリ関数の変換

CA78K0関数名

変換後

備考

toup

_toupper

変換しません

CC-RLではユーザ関数として扱います。

toupper関数をご使用ください。

tolow

_tolower

変換しません

CC-RLではユーザ関数として扱います。

tolower関数をご使用ください。

va_starttop

va_start_banked

va_starttop_banked

va_start

 

atexit

変換しません

CC-RLはatexitをサポートしていません。

CC-RLではユーザ関数として扱います。

brk

変換しません

CC-RLではユーザ関数として扱います。

sbrk

変換しません

CC-RLではユーザ関数として扱います。

itoa

変換しません

CC-RLではユーザ関数として扱います。

ltoa

変換しません

CC-RLではユーザ関数として扱います。

ultoa

変換しません

CC-RLではユーザ関数として扱います。

strbrk

変換しません

CC-RLではユーザ関数として扱います。

strsbrk

変換しません

CC-RLではユーザ関数として扱います。

stritoa

変換しません

CC-RLではユーザ関数として扱います。

strltoa

変換しません

CC-RLではユーザ関数として扱います。

strultoa

変換しません

CC-RLではユーザ関数として扱います。

strcoll

変換しません

CC-RLはstrcollをサポートしていません。

CC-RLではユーザ関数として扱います。

strxfrm

変換しません

CC-RLはstrxfrmをサポートしていません。

CC-RLではユーザ関数として扱います。

matherr

変換しません

CC-RLではユーザ関数として扱います。

__assertfail

変換しません

CC-RLではユーザ関数として扱います。

assertマクロはそのままCC-RLで使用できます。