dly_tsk

概要

時間経過待ち状態への移行

C言語形式

 ER      dly_tsk ( RELTIM dlytim );
パラメータ

I/O

パラメータ

説明

I

 RELTIM  dlytim;
遅延時間(単位:ミリ秒)



機能

自タスクをdlytimで指定された遅延時間が経過するまでの間,RUNNING状態からWAITING状態(時間経過待ち状態)へと遷移させます。

なお,時間経過待ち状態の解除は,以下の場合に行われます。

 
時間経過待ち状態の解除操作

戻り値

dlytimで指定された遅延時間が経過した。

E_OK

rel_waiの発行により,待ち状態を強制的に解除された。

E_RLWAI

irel_waiの発行により,待ち状態を強制的に解除された。

E_RLWAI



備考 dlytimに0を指定すると,次回の基本クロック割り込み発生までが遅延時間となります。

戻り値

マクロ

数値

意味

E_OK

0

正常終了

E_PAR

-17

パラメータ・エラー

- dlytim > (0x7FFFFFFF - TIC_NUME)/TIC_DENO

E_CTX

-25

コンテキスト・エラー

- 非タスクから本サービス・コールを発行した。

- CPUロック状態から本サービス・コールを発行した。

- ディスパッチ禁止状態から本サービス・コールを発行した。

- 「PSW.IPL > カーネル割り込みマスクレベル」の状態から本サービス・コールを発行した。

E_MACV

-26

メモリ・アクセス違反

- スタック・ポインタが呼出しタスクのユーザ・スタック領域の範囲外を指している。

E_RLWAI

-49

待ち状態の強制解除

- rel_waiまたはirel_waiの発行により,待ち状態を強制的に解除された。