vrst_mpl

概要

可変長メモリ・プールのリセット

C言語形式

 ER      vrst_mpl ( ID mplid );
パラメータ

I/O

パラメータ

説明

I

 ID      mplid;
可変長メモリ・プールのID



機能

mplidで指定された可変長メモリ・プールをリセットします。

可変長メモリ・ブロックの獲得を待っていたタスクの待ち状態は解除され,戻り値としてEV_RSTが返されます。

備考1 すでに獲得されていた可変長メモリ・ブロックはすべて,対象可変長メモリ・プールに返却されます。このため,本サービス・コール以降はそれらの可変長メモリ・ブロックにアクセスしてはなりません。

備考2 本サービス・コールはμITRON4.0仕様外の機能です。

戻り値

マクロ

数値

意味

E_OK

0

正常終了

E_ID

-18

不正ID番号

- mplid≦0

- mplid > VTMAX_MPL

E_CTX

-25

コンテキスト・エラー

- 非タスクから本サービス・コールを発行した。

- CPUロック状態から本サービス・コールを発行した。

- 「PSW.IPL > カーネル割り込みマスクレベル」の状態から本サービス・コールを発行した。

E_MACV

-26

メモリ・アクセス違反

- スタック・ポインタが呼出しタスクのユーザ・スタック領域の範囲外を指している。

E_NOEXS

-42

オブジェクト未生成

- mplidの可変長メモリ・プールが存在しない。