-fint_register


コンパイル・オプション / マイコンオプション

[指定形式]

-fint_register = {0 | 1 | 2 | 3 | 4 }

 

-

省略時解釈

fint_register=0です。

[詳細説明]

-

高速割り込み関数(#pragma interruptで割り込み仕様に高速割り込み指定(fint)のある関数)でのみ使用する汎用レジスタを指定します。高速割り込み関数以外では、指定されたレジスタは使用しません。本オプションで指定した汎用レジスタは、高速割り込み関数内では退避回復なしで使用できるため、高速割り込み関数の高速化が見込めます。反面、他の関数で使用可能な汎用レジスタが減るため、プログラム全体のレジスタ割付効率は低下します。

-

オプションとレジスタの関係を以下に示します。

表 2.9

オプションとレジスタの関係

オプション

高速割り込み専用レジスタ

fint_register=0

なし

fint_register=1

R13

fint_register=2

R12, R13

fint_register=3

R11, R12, R13

fint_register=4

R10, R11, R12, R13

 

[備考]

-

高速割り込み関数以外で、本オプションで指定したレジスタを使用した場合の動作は保証しません。本オプションの指定の対象となるレジスタが、baseオプションで指定されていた場合、エラーとなります。