-pid


アセンブル・オプション / マイコンオプション

[指定形式]

-pid[={16|32}]

 

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省略時解釈

PID機能が有効ではない状態でコード生成されたことを表すリロケータブルオブジェクトを生成します。

[詳細説明]

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PID機能が有効な状態でコード生成されたことを表すリロケータブルオブジェクトを生成します。

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<PIDレジスタ>

下記の表の規則に基づき、fint_registerオプションの指定に応じてR9からR13のうちの1本を選択します。なお、fint_registerの指定がない場合はR13を選択します。

表 2.13

fint_registerオプションとPIDレジスタの関係

fint_registerオプション

PIDレジスタ

fint_register指定なし

R13

fint_register=0

fint_register=1

R12

fint_register=2

R11

fint_register=3

R10

fint_register=4

R9

 

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PIDレジスタは、PIDのアクセスに使用する用途以外には使用されません。

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<パラメータ>

パラメータの意味は、コンパイラの同名オプションと同じです。

[備考]

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本オプションに矛盾するコードをアセンブリコードに記述しても、チェックされません。

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PID機能が有効なリロケータブルオブジェクトは、PID機能が有効でないリロケータブルオブジェクトとはリンクできません。

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pidオプションで選択されたPIDレジスタが、baseオプションでも選択された場合はエラーF0553111になります。

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pidオプションとnouse_pid_registerオプションを同時に選択するとエラーF0553103になります。

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PID機能については、「PIC/PID機能の利用」の項目も参照してください。